吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

半世紀(1965~2015)の自分史と世情変化の抄誌②

2020年05月07日 | Weblog
「3」1985年~1995年:
1985(昭和60)年1米ドル238円の円相場は、’86年168円、’87年144円と高くなり、 1990(平成2)年の145円が、1994(平成6)年102円、’95年94円と一気に高騰した。

1985年383円だったラーメンも、1990(平成2)年一杯451円、’95(平成7)年486円と高騰。市販のビール(350ml缶)も、1缶175円(‘90年)から218円(‘95年)と高くなった。1980年代後半から1990年までの物価高騰を伴ってのバブル期は、この間の五年とバブル崩壊期(約3年)を含めこの十年弱に亘った。

「4」1995年~2005年:
イチローの年間200安打(超え)や貴乃花の横綱昇進などが巷の話題になる一方、世間はいわゆる価格破壊の進行や就職氷河期を迎えた。阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件(1995/平成7年)などを経て、1997(平成9)年には3%から5%への消費税増税があり、景気後退の後押をした。北海道拓殖銀行や山一證券の破綻などが、エポックになった。

貸し渋り(1998年)が企業の投資や開発意欲を後退させ、自自公連立(小渕恵三首相)の地域振興券や二千円紙幣なども、景気低迷脱却に奏功せず、平成12年のIT革命や2000年問題に加えて介護(保険制度)やパラサイトシングル問題など、政治の多難を増幅させて21世紀を迎えた。

2001年自民党をぶっ壊すと、小泉純一郎総裁が誕生。経済社会の構造改革を旗印に郵政民営化がスタートした。アメリカ・ニューヨーク9:11同時多発テロや小泉首相の北朝鮮訪問などが、政治外交の話題になった。この時期の市井のラーメン一杯(値段)は、560円、350mlの缶ビールは、210円を前後して売られていた。

SARSやイラク戦争などの動乱世界(2003年)にあって、日本は健康増進法や個人情報保護法など消費者国民や個人に目を向けた内政(小泉首相)になってはいたが、世情は自己責任や勝ち組負け組(2004年)およびニートや格差社会(2005年)という言葉で説明された。

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