どなたかへるぷみー!」
所有者も無く、放置されている物件だね」
なら、火を放っても大丈夫ね?」
貴族の屋敷!
掘っ立て小屋じゃないんだよ?」
時々、20世紀でファンタジー世界を蹂躙しようとする癖は治そうな?」
で、壊してもいいの?」
正体もわかってないって感じなのかな?」
「王都に近いお屋敷炎上とかして、お祝いムードをぶち壊さないんだったら良いよ」
「スニークミッションって言うより、アサシンクリードだったか……
とりあえず、準備して行くか」
時間的には、どれくらいある?」
指令は朝に聞いたとしよう。
今から出ればお昼には着くよ?」
偵察よりも騎士団総出で……あーおめでたなお祭りの最中に騎士団は動かせないか」
「これが、ファーンとかフレイムなら容赦なく慶事でも軍隊動かすんだろうけど……
アラニアなら体裁を取り繕いそうだなぁ……
さて、原作ではどうだったかな?」
「まあ、言いたいことは多いけど、ボクに拒否権は無いんだよな?
ここの騎士腐ってんぞ?」
私も拒否権は無いわね……油ダルって幾らくらいかしら?」
炎上は駄目だって、言っていたわ」
無いの?
『あの女(ジャンヌ・ダルク)』の生きていた時代にはあったわよ?」
「残念ながら、化学的発達はしてなくて、火薬は兵器になるほど発達してないんだよ。
の割には羊皮紙がえらく安い!
時々思うんだよ。
この世界の羊は木から採れるって!」
今の価値で、1枚5000円くらいらしいからなぁ……
ロードス島の価値換算だと、5GPくらい……
ルールブックの羊皮紙は20枚で8GPだからなぁ……
人件費が安いのか、材料が安いのか……」
鞣しの技術ってあったかな?」
話が脱線したけど、火薬とかは無い。
油とかも当然高いよ?」
そこまで原始的じゃないよ……文化レベルがメチャクチャなのは、魔法帝国とかあったからだと思うけどね」
英雄同士の一騎打ちっ!
……まじで、英雄戦争はそーだったからなぁ」
たとえ、ドラゴン倒したとしても、エルフが英雄にはならないからな?」
それは、やってみなくてはわからないのでは無くて?」
エルフの千年王国を作ってあげるわ!」