嗚呼しくじったぁ 35 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 



軽い緊張感のまま


口元緩めた


こういう表情は

 


見る者に勘違いを生む

 

 

って事

 

 

僕も男だから



すぐに


拒否しなかった事で



攻めれば何とかなるかもって


期待させてしまう事

 



今の僕みたいな


曖昧な様子は 



余計


それだけで



相手に


自分の都合のいいような


解釈をさせてしまう


…って


この場からの

逃亡を模索始めた僕の


本能的な観察眼が


相手の考えを判断し



結果

 

 

相手の醸す雰囲気の変化に

 

 

やばいやばいヤバイ…




にやけた表情筋


立て直しに掛かる



途上にあって



取りあえず

嫌だって事


期待すんなって



ちゃんと態度に出さねばと




今しがた


止めたシャワーを



再度捻って 出し始めると

 


足元濡らす水滴の圧



少しずつ上げながら


「…悪いケド


 そう言うの 無いから」


さっき


シャワーの暴走で



濡らした周囲


天井から


滴り落ちる


水滴が



肩に 落ちて来る中




男に向けたシャワー



水温 まだ お湯のままだけど



いつでも


冷水に 切り替えてやるぞと



互いの立ち位置


その距離を



縮められまいと



シャワーで隔てる壁を作る




そんなモノ壁になる様子もなく



水の音で


僕の発言



聞えなかった…って事なのか



男が首を捻って



僕の向けたシャワー


諸共せず



ジワリと

僕に向かって


近付いてくるから



水圧の調節から手を離し



水温を変える方を


一気に回した



 

 

 

 

   つづく