昨年末に体調を崩し

家族に大変心配をかけたことがありました

 

父に「迷惑をかけてごめんなさい」と心から謝ったのです

 

父は「子育てを楽しませてもらった。家族なんだから迷惑ではない」と

 

昭和7年生まれの父から

「子育て」という言葉や「楽しんだ」という言葉を聞くとは思わなかったので本当に驚き感動しました。

 

子どもの頃我が家は商売をしていて忙しかったんです

「両親は忙しく働き休日も遊んでもらったことはない

家族で出かけたのは1回だけ」

なんてフラクタル心理学を学び始めたころには信じていました。

講師はほほえみながら

「本当に1回ですか?」と言いました。

今だから笑えますが

「先生、知らないからそういうんです、親に聞いてください」なんて講師にも文句を言いました。

先生あの時は本当にごめんなさい

 

しかし

チャイルドの勘違いを修正するうちに

両親にあそんでもらったことを思い出すようになりました。

 

父はわたくしと弟に泳ぎを教えてくれ(水泳のコーチもしていたので遊びでなく真剣)

時々映画を見て(意味が分からない大人の映画)

喫茶店でクリームソーダを飲ませてくれて(父の息抜きにおつきあい)

こういうことを遊んでもらったと認識できないかったんです

 

テレビドラマで見るように

公園の滑り台や遊園地、子ども向けの映画など

子どもに合わせてくれることが

遊んでくれることだと勘違いしていたんです。

 

さらに習い事もさせてもらいました。

お琴

習字

オルガン教室

ピアノ

英語の塾

すべて両親のすすめです

自分からこれがしたいという子どもではなかったんです

この中で続いたのはお琴だけでした

 

親は子どもに可能性をみて機会をあたえてくれます

なのにチャイルドの脳は

やらされたとしか認識ができません

 

遊びも習い事も

父にとっては子どもの成長を促すための愛そのものだったのに

チャイルドの脳は認識できないんです

 

私からは

忙しく厳しい父ですが

父はわたくしに

どこへ行くにも連れて行ったし、可能性を伸ばそうとあれこれチャレンジさせた

というわけです

 

年末の出来事で父の本当の姿がまた一つ見えてきました

わたくしをつれ歩くことを楽しみにしていた父

忙しかった父は子どもとの時間も楽しんでいたんですね

 

チャイルドの脳を修正すると

家族や友人の本当の姿が見えてきます

以前父への勘違いが外れたことはこちらに書いています

父のことをまったく勘違いしていた

 

ほんとうの姿が見えてくると

自分は大切な存在で

自分への信頼がさらに深まります