妻も娘も朝がとてもよわい。

bedroom

 

だからいつも朝からバタバタしている。


ちょっと話しかけようものなら、

「いま話しかけないで!」

と血相を変えてふたりして身支度をしている。


早朝から起きていろいろこなしている私にしてみれば、やれやれである。

朝からあの調子では、いい1日が過ごせないのではないかと心配になる。


家族としてできることはないかと悩んでいる。

もちろん声をかけて起こすことは散々やってきた。

ゆっくり寝かせてあげたいし、余裕をもって支度できるようにもしたい。


なので、家を出る1時間前に起こしていた。

いったんは目覚めるものの再び眠りに落ちてしまう。

声をかけて、また眠り、というのをくりかえして結局バタバタするのである。


なるべくギリギリまで眠っていたい本人にとっては、最後は起こしてもらえるという安心感を身につけてしまったので、いつまでたっても自ら起きられるようにはならない。ということを起こす立場として学んだ。


次にしたことは、出発の10~15分前くらいになっても起きて来なかったら声をかけるということである。

そうすると、自分から起きられることもあし、起きられない時もあるが依然としてバタバタは変わらない。

加えて、まだ起きてこない いつになったら起きるのか、とヤキモキしながらの我慢くらべは、私自身の精神衛生上もよろしくない。


でも、ふたりとも仕事をしている以上、最後の最後は起こしてやらないと、社会生活の営みから踏み外すことになってしまう。

それ以上すすんだら崖から落ちてしまいますよ、と声をかけない人はいないはずだ。



しかし、私は心を決めた。

ライオンが我が子を谷底に落とすかのように、心を鬼にすることにした。


眠りたいなら眠れ、ただしあとは知らない。お前たちの人生だ。自分の足で歩む決心ができたなら見守ってやる。助言もする。



そうして、娘は今朝みごとに寝坊した。

いつもならすでに家を出ている時間にバタバタ起きてきた。

「お父さん! なんで起こしてくれなかったの(怒)!」


……始まった。そして私は答えた。

「なんで起きなかったんだよ」


「ハイハイ、そうですね(怒)!」と娘。



起きられないなら、早く寝ることだ。

早く寝られないなら、中途半端な時刻に何時間も眠らないことだ。

休みだからといって、惰眠を貪るな。

いままで、さんざん言って聞かせてきた。


でも結局は、自分の経験から学ぶしかない。


それもこれも、いままでずっと甘やかせてきてしまった結果だろうか。




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