京都ぶらり女の1人旅

京都ぶらり女の1人旅 社寺散策・四季折々・観光祭他

京都 藤森神社・藤森祭(5月1日~5日)

2019年04月22日 06時27分20秒 | 京都ぶらり女の1人旅

京都市南部・伏見、深草の地。

京都教育大学のすぐ隣にある藤森神社は、その起源はなんと平安遷都前、つまり京都に都ができる前まで遡ります。

 

駈馬神事(かけうましんじ)

藤森祭の名物神事として、特に人気が高いのがこの駈馬神事。

元は西座に祀られている早良親王が陸奥の反乱征討に赴く様子を模したもので、室町時代には既に幕府の出仕武官によって行われていたようです。

江戸時代になると伏見奉行所の武士達や、各藩からの馬術指南役、そして京都の町衆が参加して、馬術の技を競い合っていたとか。

明治以降は神社の氏子さんたちが中心となって引き継ぎ、昭和58年(1983)には京都市の無形民俗文化財に指定されています。

甲冑に身を包んだ武者達が3基の神輿とともに氏子域を巡行する武者行列や神楽の上演もあります。   祭の呼び物は5日の駈馬神事。

落馬したように見せかけるものや、矢の中を疾走するものなど、スリルと迫力の駈け馬です。

スタート地点から50メートルほど先が、見学のベストポイント。

 

駈馬の技(わざ)は下記の通りであります。

一、 手綱潜り 敵矢の降りしきる中、駈ける技

二、 逆乗り(地藏) 敵の動静を見ながら、駈ける技

三、 矢払い 敵矢を打払いながら、駈ける技

四、 横乗り 敵に姿を隠して、駈ける技

五、 逆立ち(杉立ち) 敵を嘲りながら、駈ける技

六、 藤下がり 敵矢の当たったと見せて、駈ける技

七、 一字書き 前線より後方へ情報を送りながら、駈ける技

5月3日は、神輿担ぎや藤森太鼓。

5月4日は、節句祭や宵宮祭。

そして、最終日の5月5日は、神幸祭の時に華やかで優美な神輿を担ぎ、氏子の安全を祈願します。

午後1時と午後3時の2回行われます。

まず、馬場整備後、関係者のお祓い、馬場のお祓い。

その後、時代行列が続き、駈馬神事の開始。

駈馬神事は、午後1時20分ぐらいから始まります。

午後3時の部は、10分後の午後3時10分の開始です。

 

紫陽花祭

毎年6月に行われている紫陽花祭。

二つの紫陽花苑に色とりどりの見事な紫陽花が咲き乱れます。

紫陽花の咲く季節限定ですが、とても綺麗ですので紫陽花を眺めに出かけてみては如何ですか。

 

■場 所: 藤森神社

■期 間: 5/1~/5(※毎年同じ日程です)

■時 間: 駈馬神事:5日 13時~、15時~

■アクセス: JR奈良線「藤森」駅、京阪電車「墨染」駅

■お問合せ: 075-641-1045

■詳細ページ:http://www.fujinomorijinjya.or.jp/

 

 

 

 

 

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