今年もやってきた西丹沢源流&生物調査!この調査は私が仕事として出入りしている
水産試験場の調査の中でも最も過酷とされている調査で参加している学生たちは
戦々恐々としているという・・・・・それはなぜかと言えば登山道を一時間以上歩いた先に
ある調査ポイントだからである。たかが一時間と思われる方が多いと思いますが
調査に使用する道具一式を参加者が背負子に積み込み分担して背負って行くのである。
これが結構重くて大変な調査とされているが・・・私は余裕であるwww
参加者は14名くらい(忘れた)で各自、重い荷物を背負いシェルパのように歩いていく
この重くて幅が広くて狭い登山道では歩きにくいのである。
画像のような崖を歩くときは大変危険になる、荷物が木や岩にぶつかるとバランスを
崩し滑落する危険性もあるので要注意である。
当日、私が背負った荷物である。一見軽そうに見えるがコンテナが5つも重なっていると
結構重いのです。コンテナの中には色々な荷物を入れているのである。
休憩中は、ちょっとしたモグモグタイム(古いかな)
計二回の休憩を取りながら、ぞろぞろと目的地へ歩き続ける。
現地に付いたら、すぐさま調査の準備に取り掛かる。奥地の調査では時間との戦いだ
調査を要領よく進行しないと日没までに車に戻れなくなってしまうのだ。
山の経験が少ない学生たちの安全を考えると、少しでも早く調査を終わらせたい。
ハコネサンショウウオの姿には本当に癒される。とってもかわいいでしょう♪
捕獲だけは急ぐ訳に行かないので、慎重に多くの生物を捕獲していく。
ここは絶対に手を抜くわけにはいかない!
毎年、大きなヤマメが捕獲されるのだが今回も尺近いカッコいいヤマメが捕獲できた。
この個体が来年も生存するなら間違いなく鼻曲がりブナ模様となっている事だろう。
婚姻色バッチリな良型のヤマメも捕獲できた。やはり大きなヤマメが捕獲されると
歓声が起こる。誰しも大きなヤマメには魅力を感じるんだね。
ヤマメ自体は多くはなかったが、平均して大きな固体が多かった。
稚魚がいないのは不安要素ではある。
食性&測定では毎回私が食性(胃内容物を調べる)係となっている。別名 食性職人www
午後は学生にレクチャーしながら挑戦してもらった。ヤマメの扱いも初めてだと
暴れたりして苦戦するからね。
ヤマメのお腹から飛び出してしまった卵・・・・・・綺麗ですね。
昼食をとり、午後も同じ工程を済ませ大急ぎで片付ける。そして安全第一で登山道を戻る
なんとか日没寸前までに車に戻ることが出来た。一安心だ。
試験場に戻れたのは・・・・・秘密です(今までで一番遅くなってしまった)
そこから帰宅して・・・・ですwww
クタクタになるけど充実した調査を終えて感無量です。