皆さま〜こんにちは
香港在住のネクタイ作家、
洋裁教室ナインビーを主宰しています
ウチの息子は、
離乳食の頃から3歳くらいまで、
大食いで、私はずいぶん心配しました。
その年齢くらいの子供というのは、
食べない子の方が多いので、
「食べ過ぎ」の相談をしても、
「羨ましい」と言われたりして。
逆の立場からしたら、そうよね。
お医者さんに相談したら、
「よく食べるんだね」と
笑っていたので、ああ、
大丈夫なんだなと思いつつも、
やっぱり毎日目の当たりにしていると
心配な思いは完全には、抜けなかった。
どのくらい食べてたかと言うと、
1歳の時点で、レストランへ行っても
大人の１人分が足りなくて、
私のサラダまで奪って食べた。
更にデザート。見てて、終わりがない。
よく「3歳まで無料」のバイキングに
連れて行ったけど、そこでも、
色んなものをバクバクバクバク、
食べたよね。
好き嫌いも、なかった。
だから家では量を制限するようにしたよ。
騒がれても、、
こんな小さな体で、胃袋だって
小さいはずなのに、破れないだろうか。
体に対する適量というのはないの？
今からこんなで、将来はどうなって
しまうんだろう・・・と
私は本当にまじめに、心配したんだよ。
それがさ、いま11歳。
めちゃくちゃ小食で、お弁当は
お肉を残してくる。
「おれ、草食だから」とか言ってて
確かに、見た目も性格も草食だけど
その「草」さえも、いまは沢山食べない。
あんなに食べることで悩んでいたのに
こんな日がくるとはね。
だから子育てって、まだまだ成長の過程、
今が残念でも後でよくなったり、
今がよくても、後で残念になったり、
日々、変わっていくもので、
先は読めないのよ。
「この子は自分の力で、自分を幸せにして生きていく
」
そんな未来を信じて、
今、考えられる、やれることを
親は何が起きても、
ブレずに、していくしかない。
-----------------
先日も書いた、
学校から電話があった話。
この時わたしは、
子供が突然いなくなる恐怖を、味わった。
それは有り難いことに、
ほんの数分間だけだったけど、
「もう一生会えないかもしれない」
という恐怖を、味わった。
私は部屋をウロウロうろうろと
行ったり来たりしながら、
心の中で、
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、、
と、呟いていた。
本当に、怖かった。
そして息子は「いた」と
連絡を受けた時に、思ったこと。
「生きていてくれるだけで、有り難い」
もうほんと、それしかなかった。
私は流産経験がある。
息子を授かった時は、いつもいつも
心臓が動いているか、それが心配で
とにかく、とにかく無事に
最終週まで生き延びて、
産まれてきて、それだけを願った。
今、
何が出来ても、できなくても、
息子が笑顔を作るなら、それでいい。
息子が自分で悩むようになり、
苦しんでいる時があっても、
将来は親を頼らず、
自分で生きていくことになる、
そのために、
その時々の苦しいことも、
キツイことも、乗り越えてもうらしかない。
自分の力で。
私は、助けられない。
いつまでも一緒にはいられない。
学校からの電話で感じた
あの、恐怖の数分間は、
そんなことを私に伝える為に
起きたのだと、今は思う。
あまり食べなくたって、
何が出来ても、できなくても、
あの子はきっと、
自分の力で自分を幸せにできる
そんな未来を生きると、強く信じる。
親が信じてやれば、
子供は才能をきっと、開花する。
そう、思わない？
時々ブレて不安になる私の為に、
神様が、あの電話の件を、
与えてくれたんだと思う。
そして、思い出させるの、
原点を。
押してくれると、嬉しいです。
↓
いつもありがとう。
生きててくれて、ありがとう。
アメトピ掲載記事
----------------------------
ネクタイ作家ってどんな人？
自己紹介はココ←を押す
人気記事
香港あるある
