映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

愛する映画の舞台を巡る旅Ⅳ ~サンクトペテルブルク → モスクワ(ロシア)その⑦~

2020-03-31 | 旅行記(海外)

**列車の旅**

関連映画:『マチルダ 禁断の恋』(2017)

『オネーギンの恋文』(1999)

その⑥につづき

 エカテリーナ宮殿のあるツァールスコエ・セローから、サンクトペテルブルクまでバスで40分くらいなんだが、ちょっと渋滞していて昼食を取る予定のお店に着いたのは13時くらい。この後、15:10発のモスクワ行き列車に乗らなければならないので、あまりゆっくりもしていられない。

 ……で、お店に着いたはずなんだが、なぜか建物の中が暗い。皆で、「え、、、ここ??」みたいな感じになる。ナターシャさんが店内に入っていき、1分くらいで、ちょっと引きつった顔をして出て来て 「はい、皆さん、別のお店に行きます!!」と。

 え?? 訳も分からず、皆すごすごとバスに戻り、バスは音もなく発車する。で、ナターシャさんが車内アナウンス。「はい、ちょっとお店が変わります。ここから10分くらいの所です」……ううむ、何があったのだろう??

 これは翌日、添乗員のL子さんに聞いたんだけど、当初のお店の入っていた建物が停電になってしまい、料理が作れなくなったんだとか。お店の人はナターシャさんに電話をしたが通じないので、ナターシャさんの所属する旅行会社に連絡したらしいが、ナターシャさんにはその連絡が来ていなかった、、、ということらしい。なるほど、ナターシャさんが引きつっていたのもムリはない。

 10分どころか、20分くらいして、ようやく別のお店に辿り着く。もう13:30過ぎていたと思う。とはいえ、お店から駅までは割と近いらしいし、1時間半はあるんだから、、、、と旅行者たちはのんびりしたものだったのだが、ナターシャさんは結構焦っている様子。お店に着いてから、料理が慌ただしく次々に出て来て、何となく気ぜわしい感じで急いで食べる、、、。

 

 正直なところ、このお店の食事について、あまり味をよく覚えていない、、、。スープは結構酸味が強かったことと、デザートがケーキというよりパンみたいな食感だったことくらいかな、覚えているのは。

 ものの40分弱で、ナターシャさんに追い立てられるように店から出る、、、。

昼食をいただいたお店

 

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 サンクトペテルブルクとモスクワ間の移動は、飛行機で設定されているツアーが多いのだけど、このツアーも初日のモスクワからサンクトペテルブルクは飛行機だったが、モスクワへ戻るのは列車が設定されていて、それもこのツアーを選んだ理由の一つ。

 やっぱり外国の列車に乗ってみたい。別に鉄子じゃありませんが。

 面白いのは、その列車の行き先地が駅名になっていること。だから、これから私たちが乗る列車は、サンクトペテルブルクのモスクワ駅から発車するのだ。そして、着くのはモスクワにあるレニングラード駅。つまり、サンクトペテルブルクの旧名。分かりやすいでしょ? とナターシャさんは言っていたけど、日本人の私からすると、何となく違和感があるなぁ。

 で、着いたのがモスクワ駅。この駅では、バスから列車までスーツケースをポーターが運んでくれた。

 

サンクトペテルブルクのモスクワ駅(画像はwikiからお借りしました)

 

駅舎の天井がキレイだった

 

 駅舎に入ってすぐのところでセキュリティチェックがあり、ナターシャさんに導かれるまま、あまり駅舎の中を見る余裕もなくホームへ。駅舎の待合には結構人がいたと思うけど、写真を撮りそびれる。ホームに着いたのは、15時前だったから、まあ何だかんだでやっぱり結構ギリギリだったのだ。ナターシャさんが焦ったのもムリないか、、、。

 

ロシアの新幹線「サプサン号」

 

パスポートを見せて乗車

 

2等車内部

 なかなかゆったりしていてイイ感じの車内。外は寒いけど、中は十分暖かい。足下も寒くない。定刻になると、アナウンスもなく、音もなく、静かに発車。

 

ちょっとロシアに来たという感じの風景

 

 モスクワまでは約4時間。出発して1時間くらいは車窓を眺めたり、お隣の方とお話したりしていたけど、やっぱり疲れているのか、いつの間にか爆睡。ふと気付けば、もう外は真っ暗。

 モスクワに到着するちょっと前に、マスクを着けたお兄さんたちがやってきて、体温を計られる。直接当てることなく検温できる器具を額に。お隣は、額の次に手の甲も出せと言われたので、私も額の次に手を出したら「アンタは結構」という感じで次の人の方へ、、、。へ? となったが、どうやら、額でちょっと高めの場合は、手の甲で再検温ということらしい。

検疫中

 

 この赤いファイルを持ったお兄さんが、まあまあイケメンぽかったんだけど、何しろ顔の半分以上がマスクで隠れていたから、本当にイケメンだったのかは不明。その隣でこちらに背を向けているお兄さんは、よく見たら腰に手錠を挟んでいた。これって、検温拒否して暴れたりしたら手錠されるってこと??などと妄想してしまったが、どうなんだろう。

 いやしかし、この時点ではまだロシア、、、というかモスクワもまだ、COVIT-19はそれほど猛威をふるっていなかったのだ。何となく、水際で防いでやるぞ!というロシアの気概が空港でも列車内でも感じられたのだが、1か月後には、もう外出禁止措置がとられているとは、、、。COVIT-19、恐るべし。

 どうやら、列車内の人は全員、検疫クリアした様子で、何事もなく列車を降りられた。モスクワのレニングラード駅に着いたのは、定刻通り、18:59でした。

 
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 列車から降りるときは、自分でスーツケースを降ろして運ばなければならない。私は、席のすぐ近くに自分のスーツケースが置かれていたので自分で降ろして運んだが、ホームに降りると、やたら身体のでっかい赤いジャケットを着たオッサンが、私たちツアーのタグの付いたスーツケースをひょいひょいと次から次へと列車から降ろしているではないか。この人誰?? と思ったら、L子さんが「アンドレさんですか??」と聞いている。ああ、この人がモスクワでのガイドをしてくれる方なのね、と納得。

 一同、荷物をゴロゴロ引きずって、バスへ。

 

モスクワのレニングラード駅(バスの中から)

 

 ホテルまでは、渋滞していて1時間くらいかかり、アンドレさんのモスクワ紹介を聞きながらウトウト、、、。

 

モスクワの渋滞

 

ホテル近くの商業施設

 

 ホテルには8時頃到着し、8時半からホテルのレストランで夕食。

 

 時間もちょっと遅めだし、あまりお腹も空いていなかったけど、このサラダは美味しかった。白身魚はちゃんと味が付いていたが、ご飯の方は塩気のないピラフみたいな感じだった。デザートはあったはずだけど撮り忘れたみたい。

 食事も終わって、部屋に戻り、ウェルカムスイーツが美味しそうで食べたかったが、もうお腹一杯で入らないから、写真だけ。剥き出しで置いてあるのもちょっとビックリ。清掃した後に置いてくれてるんだよね?? ま、信じるしかないけど。

 

翌日、ちょっと干からびたマドレーヌをいただきました(美味しかったけど、当たり前だが表面が乾燥していて、、、)

 

 

 

 何だかんだで今日も疲れた~~、と、風呂に入って、早々にベッドに潜り込む。明日は、セルギエフ・ポサート。集合時間が早いので早く寝たのでありました。

 


その⑧へつづく


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2 コメント

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東村山に向かって哀悼 (松たけ子)
2020-04-01 00:51:23
すねこすりさん、こんばんは!
ロシア旅行記、いつも楽しく拝読してます(^^♪海外旅行どころか市街にも出られない今日この頃が息苦しく不安です😢
ロシアの新幹線!鉄道移動は海外旅行の醍醐味のひとつですよね~。ロシアの車窓からの風景も、日本では見られない趣みたいで旅ごころくすぐられます。車内で検問ならぬ検温
というのも物騒だけど特異な貴重な体験。今回のグルメ画像も、どれも美味しそうです!
映画行っちゃダメ!飲みに行ってもダメ!と会社から厳命されて、何を楽しみに暮らせばいいのとトホホです。志村けんがもうこの世にいないなんて、ご冥福をいまだに祈れないほどショックです…
Unknown (すねこすり)
2020-04-01 21:09:12
たけ子さん、こんばんは。
ロシアの新幹線、すごく快適でしたよ! 揺れもないし、2等車でも広い座席だし。
ホント、電車内で検温されるなんて、滅多にない経験でした。
志村けん氏、私もショックでした。お兄さんが遺骨を抱えてインタビューに応じている姿に、何ともいたたまれない気持ちになりました。
東京はかなり深刻な状況だと思います。職場も遂に出社制限になりました。なるべく出て来るなと。映画も旅行前からもう一ヶ月半、劇場に見に行っていません。こんなに長い間、映画を見に行かないなんて我ながら信じられませんが、正直なところ、行く気が全くしないのです。アレも見たい、コレも見たいと思っていたのに…。
たけ子さんも、なるべく人混みには行かれませんよう。お気をつけくださいね。
BSの海外ドラマ「レミゼラブル」、何となく毎回見てしまっております(^^)

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