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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  科学・数学 >  「本当、本当、無関係」 ~ 確率・統計が理解できないと・・・

    「本当、本当、無関係」 ~ 確率・統計が理解できないと・・・

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    本日のキーワード : 無関係、偶然の一致、陰謀論



    無関係(むかんけい) : 関係が無いことなんのかかわりも無いこと

    本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン  ダイヤモンド社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 医療に関わる人には、【偶然の一致が病気の原因だと誤解しない】よう思い起こさせる【「本当、本当、無関係」という言葉】がある【自閉症のような発達障害の症状】1歳から2歳のあいだに明らかになることが多い、というのは【本当】だ。親たちが、推奨されているワクチン接種のスケジュールに従うならば子どもは同時にたくさん【ワクチン】を受けなければならない、というのも【本当】だ。【だが、圧倒的な量の科学的証拠が、その2つが無関係であることを示している】関係があるように見えるのはただタイミングが【偶然に一致】したからだ。けれども私たちの本能はめったに【統計】の影響を受けない【本能は点をつなぎたい】のだ。特に偶然の一致に意味なんてないと言われるときには

    女性 ポイント ひとつ

     2009年の調査によると、アメリカの親たちは半分以上が、ワクチンには深刻な副反応があると懸念している。4分の1の人が、あるワクチンによって、健康な子どもが自閉症になる可能性があると思っている。私たちが【パターンや原因という錯覚の影響を受けやすい】ことを考えると【理由は簡単にわかる】

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    インターネットは多くの親にとって重要な情報源で、マウスを数回クリックすれば、メッセンジャーやフィッシャーのように、【以前健康だった子どもがワクチン接種後に自分たちの目の前で変わったと確信している親たちの無数の物語と出会える】さらに数回クリックすると、【親、評論家、自称専門家、一見信頼する価値のある一握りの科学者の活動のサイトに至る】【そのすべてが、点がつながっていると言う】【ワクチンが原因なのだと】

    女性 ポイント これ

     原因という錯覚とても説得力があり【あなたにとって明白であるのと同じくらい、ほかのすべての人にとっても明白であるはずだと思ってしまう】。結果として、ワクチンと自閉症の関係を否定する人は嘘を言っているかもしれない――疑う余地のないワクチンの危険を隠す【陰謀があると考えることもできてしまう】

    ポイント 31

     2009年、医療人類学者のアナ・カタは、インターネット上ワクチンの誤情報に対する総合的な調査に取り組んだ。結果は驚くべきものだった。分析した「すべて」のウェブサイトである種の陰謀論支持者が主張をしていた。彼女が選んだサイトは目立つものではなかった。それらはすべて「ワクチン」や「予防接種」のような普通の言葉をグーグル検索して見つかった結果の最初のページにあったものだ。』

    日の丸

    社会は異性・財・権力の分配システム


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」「世界は嘘塗(まみ)れ」「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想SNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

    無知なewkefc116

    過去が分かれば自動的に現在が分かりさらには未来まで分かるなどという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係にその脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

    読書 10-068

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 195,275(194,339)÷6,585,763(6,559,483)=0.0296・・・(0.0297) 「2.96%(2.97%)」
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    イタリア : 35,633(35,624)÷289,990(288,761)=0.1228・・・(0.1233) 「12.28%(12.33%)」
    talskdj2.jpg

    日本 : 1,463(1,455)÷76,445(75,914)=0.0191・・・(0.0191) 「1.91%(1.91%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

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    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、昨日までのところで、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」

    ヘルベルト・マルクーゼ
    ヘルベルト・マルクーゼ

    すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想が、現代においても脈々と受け継がれているということを確認してきたわけですが、

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    そのことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    マルクス主義と希少性
    『マルクス主義と稀少性』堀川哲



    それでは早速中身を拝見してみたいと思います。

    『 人間はなぜ争うか

     人々が(1)おなじものを欲し(2)そのものが稀少であり(3)欲求されるものの分配が「公正ではない」と感じられるときである。稀少性公正感覚(正義感覚)これが人間社会の平和と闘争を決定する主要な原因となる。

     稀少性と争いの関係すべての生物を支配する自然法則である。肥沃な土地が無限にあれば土地争いはおきない。獲物が多ければ争いも少ない。一般に社会の平和度「欲求対象量/欲求量」で決まる。たとえば、チンパンジーの社会がボノボの社会にくらべて闘争的であるのは成人オスが欲求する対象(発情メス)が相対的に稀少であることに原因があると言われる。ここには「オス間の平和度=発情メス/成人オス」という関係がある。したがって社会平和にとっては(もし可能であれば)欲求対象の存在量を増加し稀少性の度合いを減らすことが肝要になる。

     正義感覚の基本「因果応報」目には目を歯には歯を、である。人間は、平等なものが不等に扱われるとき不等なものが平等に扱われるとき、それは公正ではないと感じる。もっとも何が平等で何が平等でないかの感覚歴史的・文化的に変化するこの変化の過程文化の成熟(あるいは退廃)過程である。』


    社会の平和度

    『 人間が欲するものはまず異性である。人間これらのものの獲得をめぐって争う

     異性と財無原則に分配されるわけではない。そこにはある種の規則があり、異性と財という資源この規則にそって分配される。この規則を制定し・遵守させるもの権力であり、したがって権力もまた人々の欲求対象として分配の対象、抗争の対象となる

     社会とは異性・財・権力の分配システムである。それぞれの社会はそれ特有の方式でこれら欲求対象の分配問題を解決している。

     ここでは財の分配に注目する。

     f を一人あたりの食糧(あるいは所得)、F を総食糧(あるいは総所得)、N を人口とすると、次の関係が成立する。

     f = F / N

     f = F / N は単純な式であるが、経済の基本問題のありかを教えてくれる。

     たとえば、

    1) F の分配率が一定であっても、F の増加率が N の増加率を上回るとき、一人あたりの所得は増加する。社会の誰もがハッピーとなる。

    2) F が停滞的で増加しないような社会では、社会の存続のためには、N の増加を抑制することが必要である。


    社会の平和度2

    もちろん、私たち日本国民が望むのは「1)のような社会」のはずですが、実際に起こっていることは「2)のような社会」になりつつあるということです。

    それはどうしてなのでしょうか? そのヒントはこの論文の中に書かれています

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    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。












    続きは次回に♥




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