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ある複数のプロジェクトで見られた共通項。
「計画工程よりも、想定以上にプロジェクトの進行が遅れたワケ」には、共通点があります。
『時間軸が頭に無い』
想定以上に遅れている、または思うように捗らないプロジェクトでは、チームメンバーの頭の中に時間軸が無いのです。だから、遅れてもヤバイ!と思わない。どうにかしようと思わないのです。
他ならぬ、私自身がそうでした。
時間軸が全く頭にありませんでした。昨年、熊本で結果を出せなかった原因の1つではないか、と思っています。時間軸がないから、ダラダラ仕事してしまいます。スピード感なんて全く持てないのです。
そりゃ、怒られ怒鳴られるのも無理ないよな、と今更ながらに反省です。
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時間軸が無いと、漏れなく先送り癖がつきます。明日でいいか、後でやっとけばいいか、今は何も起きてないし不自由も無いから大丈夫、と無意識に考えるようになります。
いやいや、先送りなんてしないよ、とおっしゃる方もおりますが、普段どうしているのか眺めていると、やっぱり先送りしてました。
確認しますと言いながら、確認してないことが数日後にバレて、所長に怒鳴られる、なんて光景を何度も見ました。
ある人は、打ち合わせ簿の記載漏れについて、「事務所に戻ったら書いておきます!」と宣言したにも関わらず、書かない。それか翌朝の朝礼で明らかになり、言われなくていい小言を言われる、なんてことも。
それらの現場に共通して起こることが、
「進捗が計画から遅れる」
こと。
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なぜ、時間軸を持たないのか。
「仕事がキツくなるから」
実に単純です。時間軸を持つと、◯月◯日までにAという仕事をやる必要がある、今週中に型枠を組んでおかないとコンクリートが打てない、という具合に、いつまでに何をやるという意識が働きます。その分、プレッシャーが生じます。
慣れないうちは、それがキツいのです。なかなか気が抜けないし、気を抜くタイミングがわからないからです。
ところが、時間軸を持って仕事をすることに慣れると、それまでのキツさが嘘みたいになくなっていきます。スピード感が増します。期限や工期に対して敏感になります。
そうなると、時間軸を持たずに仕事することがとても苦痛になるのです。時間軸を持たない人と働くことが、シンドくなります。
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そして、時間軸を持つことで
『時間軸を持たずに仕事することでえられる結果のシンドさよりも、時間軸を持って働く方があまりにもラク』
であることに気づきます。
ラクするために、時間軸を持って仕事するようになる、なんて考えるようになります。実際、時間軸を持って仕事する方がめちゃくちゃラクです。
なぜラクになるのかというと、早く仕事を終わらせることでボールを仕事相手や客先に投げることができるからです。
ずーっと自分のところにボールがあると、日に日にシンドくなっていくことが、結構あります。ボールをできるだけ早く相手に返すことで、こちらの気がラクになるのです。プレッシャーが軽くなるのです。
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