こんにちはkokoanです。

いまコロナが世界中を巻き込み、何も我慢せず普段どおりの生活を送れているような人は、ほぼいないのではないかと思います。

でも、我慢ばっかりだとキツイので、今やれる好きな物事に、ささやかな楽しみを見出だしたいものですね。

私は、こんな時、やっぱりフィギュアスケート!

現役選手やプロのスケーターを追うことも楽しいのですが、スケーター以外でフィギュア界に貢献する人達の活躍を知るのも楽しいです。

前回は、ジャッジをやっている中野友加里さんのお話をしましたが、今日は、この人のことを。


無良崇人さん。

今年、初めて生で無良さんの演技を見ましたけれど、プロならではの魅力がいっぱいで、とても素敵でした。

スケーターとしても、まだまだ見ていたい無良さんではありますが、将来、私がぜひ彼にやってもらいたいのは、コーチです。


宇野昌磨くんの良き先輩である無良さん(刑事くんもね)。

昌磨くんの躍進に一役買ったのが無良さんなのは、知る人ぞ知る話。

無良さんが、トリプルアクセルの習得に苦戦していた昌磨くんに、先に4回転をやってみたら?とのアドバイスをしたことが、昌磨くんの突破口になりました。

昌磨くんは、先に4回転をマスターし、その後トリプルアクセルもできるようになって、もともと持っていた高いスケーティングスキルに高難度ジャンプ が加わり、鬼に金棒になったわけです。

鬼が金棒を手に入れるきっかけを与えたのが無良さんの確かな目で、昌磨くんの回りすぎるくらい勢いのある回転を見て、発想の転換、4回転マスターを思いついたのでしょう。

お父さんがコーチなので、血筋としても、無良さんにはコーチが向いているような気がします。

ジュニア世界選手権での無良さんの解説を聞きましたが、技術的なことへの説明が、やはりお得意な印象を持ちました。

先日、無良さんが、羽生結弦選手とネイサン・チェン選手について述べてる記事を読みましたが、そこでも、納得いく解説ぶりでした。

ネイサンのジャンプについて、中野さんと同じようなことを言ってたのが興味深かったです。

つまり、ネイサンは体操をやっていた影響か、着氷が、体操のフィニッシュの着地の時のように止まってしまうので、そのあと流れが出にくい、という点についてで、無良さんは、そこがネイサンのジャンプの唯一の欠点になると言ってました。


日本男子のトップスケーターは、ジャンプを降りた後の流れが美しいのが特長と個人的には思ってて、そこに音楽と一体となるような自然さが加わって他の追随を許さないのが羽生選手なのかな、と、それは私も常々、思っていることです。

それぞれのスケーターが生み出す世界観については、好みが分かれるところだと思いますし、ジャンプのスタイルもそうだと思いますが、無良さんのジャンプに対する評価は、本来のフィギュアスケートのジャンプの理想について正確に指摘できていると思います。

将来のフィギュアスケートのために、無良さんのその分析力をぜひ生かしてもらえたらなあと、勝手に期待するkokoanです。


自分が滑ることで、フィギュアの裾野を広げたいとの思いも、彼は持っているのではないかと思います。

多才な彼を1つのことに縛る必要は、今はないのかもしれませんね。

いずれにせよ、無良崇人さんはフィギュア界における楽しみな人の1人です。


昌磨くんの恩人の1人であろう、無良さんについて語るうち、昌磨くんに会いたくなっちゃったなあ…お元気でしょうか?

それではまた。

(画像を色々なところからお借りしました。ありがとうございます)