こんにちはフィギュアスケートが大好きなkokoanです。
中野友加里さんが選手やジャッジの目線で発信するYouTubeをこのところ興味深く拝見しています。
今日は、中野さんご自身が武器としていたトリプルアクセルについてのお話を。
中野さんが選手時代に、こだわっていたトリプルアクセル。
彼女がお手本として身近に見ていたのは、この人のトリプルアクセルでした↓
女子で初めて成功させた、伊藤みどりさんです。
みどりさんのジャンプを日々、見て、目で吸収できるなんて、これほど恵まれた環境はなかったでしょうし、それが当たり前になると、自分もいつか跳べるようになると信じることができた、と中野さんは語りました。
中野さんが名前をあげたトリプルアクセルジャンパーは、3人いました。
①まず最初にあげたのは紀平梨花選手↓
彼女のジャンプを理想的と評し、ご自身もこんな跳びかたがあるのかと勉強になった選手だと。
確かに梨花ちゃんのトリプルアクセルは、決まると、そつのないジャンプとしてきれいに入るなあと思います。
これが理想といえば理想なのかもしれませんが、個人的には私は普通にすごいなあと思う程度にとどまります。
なんとなく、もう少し余韻が欲しいと言いますか、せっかくの大技なのに、あっさりと決まっちゃうとうっかりスルーしてしまいそうといいますか…。
②そして勿論、中野さんのお手本だった伊藤みどりさん。
みどりさんのトリプルアクセルは、とにかくスピードがあり、その勢いで跳ぶ豪快なジャンプです。
そして男子並みの高さがあります。
中野さんも絶賛してらしたけれど、あのジャンプに度肝を抜かれない人は、おそらくいないのではないでしょうか?
歴代のフィギュア選手の中で一番、身長の低いオリンピックメダリストがみどりさんなのですが、その小柄な彼女が誰よりも迫力あるジャンプを跳ぶのを見るのはスカッとします。
そして中野さんが、みどりさんに近いトリプルアクセルを跳ぶ選手としてあげたのが、
③アリョーナ・コストルナヤ選手↑
私も、すごい勢いでパーン!と跳ぶので、画面の端にチラリと映っていただけでも、すごいな~!!と目を奪われたことがあります。
そしてジャンプに華やかさもあるコストルナヤ選手です。
しかし、何故だか、私の好みとしては引っかかってこないのが、このコストルナヤ選手なのです。
私が好きなトリプルアクセルは、まずは伊藤みどりさんで、彼女はやはり別格だと思います。
そして現役選手では、
エリザベータ・トゥクタミシェワ選手のトリプルアクセルが好きです。
彼女は、助走の時に最もそれらしい動きをつけずに軽やかに跳ぶ選手だと思います。
どうしてあれで跳べちゃうの?という不思議さと助走から下りた後の流れまで全て美しいこととが魅了される理由です。
それからトリプルアクセルといえば、この人は外せません。
浅田真央さん。
現役の頃、最後の最後までこだわり抜いていた彼女の代名詞でした。
真央ちゃんの演技全体は、まるで羽でも生えているかのようにふわりと軽やかな印象ですが、そこにトリプルアクセルが重厚さを加えていて、メリハリある演技になっていたのが素敵でしたし、彼女のジャンプを跳び上がって回転している時の姿勢の美しさが好きでした。
樋口新葉選手が、このところ試合でトリプルアクセルを決められるようになってきて、先日のNHK杯では思わずガッツポーズでした↑
きびきびとした動きとダイナミックなジャンプが持ち味の新葉ちゃんには、トリプルアクセルがお似合いです。
選手の個性とジャンプとの相性というものが、なんとなくあるような気がしたのは、新葉ちゃんのジャンプを見ての発見でした。
中野さんが、跳べる人は実戦で、どんどん挑戦してほしいと熱く語ってましたが、彼女はその実践者でもあります。
まだまだ他にもトリプルアクセルを跳ぶ選手はいますし、今後も出てきそうなので、見られるのを楽しみに待ちたいと思います!
(画像をありがとうございます)