自然食品にかかわる仕事をしていますと、がんという病気とは切っても切れない関係になります。
日本人の死因第1位でもあり、その割合も年々増加しています。2人に1人は何らかのがんにかかるとも言われています。
私たちの体は60兆個もの細胞からできており、日々、活性酸素などの毒性のある物質によって細胞が傷つけられます。体内には細胞を修復、回復する働きはありますが、免疫力が低下するとがん細胞を消滅させることができなくなります。
そして、細胞に過度なダメージが加わることで、遺伝子が傷つき、がん化した細胞が増え、塊となって周囲に広がっていきます。
がん細胞ができるきっかけは、1つではなく、大気汚染、紫外線、ウイルス、喫煙、食事など複数関わります。がんは完全に防ぐことはできませんが、喫煙、食事、ストレス、運動など日常生活を振り返ることで、がんになりにくくする、すなわち予防することができます。
現在がんのリスクを低下させる因子、上昇させる因子がわかってきています。食事の基本は一汁三菜のバランスの良い食事です。
がんになる原因としては、、、
●植物性食品を中心に多くの種類を食べる●野菜や果物をたくさん食べる●多種類の穀物、豆類、根菜類を食べる●肉類は1日80g以下
脂肪は動物性脂肪食品（飽和脂肪酸）を控え、植物性脂肪から適度にとる●食塩は成人で1日6g以下●アルコールは控えめ●食品は新鮮なうちに食べる●食品添加物や残留農薬に気を付ける●焦げた食品は控える。
がんのリスクを上げる食べ物としては、、、
●アルコール：肝臓がん、大腸がん、乳がん、肺がん、食道がん
塩分：胃がん●肉類：大腸がん、乳がん
がんの予防になる食べ物としては、、、
野菜：肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん
果物：肺がん、胃がん、乳がん
カロテン：肺がん
ビタミンC：胃がん
食物繊維：大腸がん（結腸のみ）
アメリカ国立がん研究センターでは、天然の植物中に存在する、がん抑制作用のある成分を主に、がん予防効果のある食品、約40種類をピックアップして、デザイナーフーズピラミッドを作成しました。デザイナーズピラミッドでは上位にある食品ほど、がん予防の効果が高いと考えられています。
厚生労働省では、1日350gの野菜の摂取が目標とされています。毎食小皿1～2皿の野菜料理を取り入れていくと野菜が補え、がん予防にも役立ちます。
yosagenaの「vegalunchbox」または「saladbowl」と召し上がることで解消できる公算です。
今まで少なからず、本人または身近な方ががんを発症してしまった、と相談を受けました。私がお伝えできるのは、1日350g以上の野菜の摂取して、免疫力を上げましょうということです。
詰まるところ、こういうことができる店舗を創出していくことが、今私のやりたいことです。