アンティークのある暮らし  DORIS

ハウステンボス在住のネットショップ「DORIS」店長のブログです。http://mttaki.shop-pro.jp/

「英国の医療事情」について・・・

2020年04月02日 | イギリス
今朝の「西日本新聞」に掲載された「プレイデイ・みかこ」さんの文章を読んで私が英国に滞在していた約20年前のことを思い出しました。

英国にはNHSという「国民保健サービス」制度があり、無料で医療を受けることができます。

そのサービスは外国人の一時滞在でも受けることが出来るので、留学生でも病気やけがをした時には無料で診療してもらうことが出来るのでとても助かりました。

英国では直接大きな病院に行くことはできず、最初に地域のGPと呼ばれるホームドクターに登録をする制度になっています。私の場合は連れ合いが大学院生だったので、まず最初に大学の構内にある「診療所」でGPのドクターの診察を受けました。

そこで「胃カメラの検査」を受けることを勧められ、大きな病院を予約していただきました。

正直言って昔日本で胃カメラ検査をした際には太い管のような物を胃の中に入れられてとても苦しくて「二度と受けたくない」と思っていたので躊躇したのですが、なんと全身麻酔で痛みは全く感じませんでした。

しかも、眠りから覚めると看護師さんが暖かい紅茶を用意してくださり、ほっと一息をついてから帰宅しました。

「なんという素晴らしい医療制度!やっぱり、イギリスは素晴らしい!」と思い、益々イギリスが好きになってしまいました。

幸い胃の検査は異常がないとのことで、私の場合は「ストレス」だったのかもしれません。

しかし、そのNHS制度も緊縮財政で慢性的な人員不足で緊急での外来の待ち時間は最悪になっているというニュースを耳にするようになり、一晩中廊下に置かれたベッドの上で苦しむ患者さんたちの姿も報道されるようになりました。

一応「歯科」も無料ですが、時間もかかるしあまりちゃんとした治療は受けれないとのことで、ミセステーラーは「個人の歯科医院」を利用していたので「治療費が高い」とこぼしていました。

そういう状況の中、この「コロナウィルス」蔓延で、英国もさらに大変な状況に・・・

なので、英国政府はリタイアした「医療関係者」さんたちに復職を呼びかけたそうですが、日本でも同じような状況に陥らないことを願っています。





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