たぶん、日本人の感覚だとあまり想像しがたいことだと思います。

 

スイスという国に、もうかれこれ〇〇年も住んでいると、日常茶飯事なのですが(特に、東から西へ移動している私にとって)、

例えると、東京から京都へ行くと度に、言葉を変えるという事態になります。

 

で、私の知り合いは、ビール州に住んでいるので、仏語とドイツ語が公用語で、同じ村にいても、人によって、話す言葉を変える

という面倒な所に住んでいます。同じ学校内に仏語と独語の教室があるそうです。実際、ビールのカフェに行くと、給仕や売り子さんは、両方話せるので、向こうが言語を変えてくれます。

 

まあ、勿論、スイス国内に住んでいれば、どこに住んでいようと、外国人も沢山いるので、隣人と、何語で話すかは、その人にも依ります。

チューリヒから西へ移動する際、例えば、その間にある、ベルン州は、もっと近いですが、独語と仏語が公用語でもあるので、すべて両方の言語で書かれています。

 

公共機関で働いている駅の人とは、最低3か国語を話すので、いちいちその言語に合わせる必要はなく、向こうが合わせてくれます。でも、ローカルな人と話す場合、その言語しか話さない様な人とは、こっちがそれに合わせるということになります。

 

 その人と何語で話すか? スイス人と話すのに、まずはこれを聞かないといけません。向こうも聞いてくるし、こっちも会話の前に設定するという、のがあります。

 

ただ、2019年1月からスイスの法律も変わり、EXPATとして1年住む場合でも、住む場所の言語、ドイツ語やフランス語などの公用語を学習しなくてはならなくなりました。スイスへ来る前に、学校へ申請するなり、最低限の知識は必要になるそうです。

 

それを考えると、日本に住む外国人にも、将来、基本的に日本語をもっと学習してもらう方向に持って行くべきですね。

日本に住む”日本人は外国人に甘い”感じがします。

日本人が外国人を対等に扱える日はやってくるのか~とふと思います。