キンポウゲ科、Ranunculaceae、キンポウゲ属、イベリア半島の固有種、
学名:Ranunculus nigrescens、
2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ラヌンクルス・ニグレケンス Ranunculus nigrescens の花。
ポルトガルは標高の高い所、または北部地域に自生。根元に広がる手のひら型の葉。花は直径3センチほど。
高原の岩陰で自生する。
ラヌンクルス・ニグレケンス Ranunculus nigrescens でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名の Ranunculus とはラテン語で「カエル」の意で、この属の植物の多くが湿地を好んで自生することによる。種小名は、「黒ずんだ、黒味がかった」の意。
ラナンキュラス・ニグレセンスは、キンポウゲ科の多年草である。本種は、イベリア半島(スペイン・ポルトガル)の標高950~2100m山間地で、概して珪質基層の牧草地等に自生の見られる野草である。草丈は10~40㎝程度となる。茎は直立し、茎の周囲には白色の細毛が密生する。葉は、根生し、ほぼ円形に近い掌形で、縁部は疎らに浅裂し、基部では心形となる。葉は、ロゼット構成する。4~7月頃、長い花茎を立ち上げ、径3㎝程度で黄花の5弁花をつける。(GKZ植物事典より)