The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

マッティオラ・インカナ Matthiola incana

2022-10-13 10:42:05 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、 アラセイトウ(マッティオラ)属、多年草、地中海沿岸地域原産、

学名:Matthiola incana、

和名:アラセイトウ(紫羅欄花)、

英名: Gilliflower 、Hoary Stock、葡名:Goivo、Matiola、Goivos、

2014年3月13日、2015年2月12日、2016年2月8日、25日、6月2日、2018年5月4日、7日、2020年2月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

マッティオラ・インカナ Matthiola incana の花。

 

和名では、「あらせいとう(紫羅欄花)」と呼ばれているが、葉がラセイタ(ポルトガル語の羅紗)に似ているところから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛したものといわれている。

 

花の直径は2cmほど。草丈は50~60cm。

 

マッティオラ・インカナの葉。

 

ギリシャ時代から栽培され、薬草として利用されていた。

 

マッティオラ・インカナ Matthiola incana でした。

 ©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、一説には、葉がラシャ(羅紗=毛織物)の手触りに似ていることからとか。ポルトガル語で羅紗は raxeta と言い、「葉ラセイタ」となり、その転訛からアラセイトウとなったという。属名は16世紀イタリアの植物学者 Pirandrea Mattioli の名に因んでいる。種小名は「灰白色の柔毛に覆われた」の意。

アラセイトウは、今日では、英名のストックの名で親しまれているアブラナ科の一年草である。(実際には、原産地では、多年草種や低木状種も存在するという。)草丈は20~60㎝程度。花序は、頂生の総状花序で、花径は2㎝程度、花色は紫、赤、白等と多彩である。葉や茎には白色の軟毛が見られる。日本へは寛文年間(1661~73)に渡来したと推測されている。(GKZ植物事典より) 

 

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