The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

トリフォリウム・レスピナツム Trifolium resupinatum

2021-09-05 10:27:31 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ原産、1年草、

学名:Trifolium resupinatum、

和名:ヒメツメクサ(姫詰草)、コバナヒメツメクサ(小花姫詰草)、ヒナツメクサ(雛詰草)、ペルシャクローバー、

英名:Reversed Clover、Persian Clover、Shaftal、

葡名:Trevo-da-pérsia、Trevo-de-flor-revirada、Trevo-de-flores-reviradas、Trevo-resupinado、

2010年4月29日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年4月21日、2020年3月11日、15日、26日、5月17日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

トリフォリウム・レスピナツム Trifolium resupinatum の花。茎の大部分は空洞で皺がよっている。下部からよく分岐し、60センチほどに立ち上がる。3葉の葉は無毛であるか、毛深い柄で、托葉は偏菱形または卵形から長方形。

 

種小名の resupinatum は上下転倒した、という意。転倒した花冠。旗弁が上下さかさま、下になっている。蜜蜂が受粉する。

 

花の直径は 1センチほど。

 

 

 

飼料として多くの国で栽培されている。塩分の高い塩田の畦道で撮影。トリフォリウム・レスピナツム Trifolium resupinatum でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、小形種のツメクサの意から。属名は、「三葉の」の意。種小名は「逆さまの、倒置の」の意。

ヒナツメクサはマメ科の1年草である。茎は直立~斜上し、草丈は10~60㎝程度となる。葉は、長さ3~5㎝程度の葉柄の先につく3出複葉で茎に互生する。小葉は長楕円形状倒卵形で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は円頭~鈍頭となる。3~5月頃、長い側枝の上につき、初め扁球形、後に球形となる花序をつける。基部に総苞があり、総苞片は鱗片状で、長さ1~2㎜程度となる。花は、長さ6㎜程度の淡紅色~紅紫色で、萼片は上下2唇に分かれ、上唇に毛を密生させ、花弁は位置を転倒し、舟弁が上側に、旗弁が下側につく。花後は、萼が肥大し袋状となる。本種は、オーストラリアやニュージーランドでは帰化状態にある。我が国では、関東地方を中心に帰化が始まっている。(GKZ植物事典より)

 

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