走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

もっと図太く生きろ

2019年12月10日 | 仕事

なんだかなー嫌な感じ。この彼女が隣町のシェルターのNPの診察を受けたようで、そのNPから電話をもらった。

で、彼女の一発目の質問が妊娠性悪阻の治療はしたの?
してないよ。便秘を修正したら軽快したもの。

次は、ドップラーで胎児の心音が拾えなかったの?どうして病院へ行かせなかったの?
まだ妊娠14週でトライはしたけど子宮高が触診できない状態で拾える確率は少ないし、他の症状がなかったから気に留めなかったけど。

で、次が、あなた産科の経験はどれくらいあるの?

とまあ、こんな調子で質問というより詰問されている印象をかなり受けるんですけど。それにね、この彼女を診察したのはたった2回。1回目は診察室もない外回りの時。プライマリーと呼ばれるまで至っていないんですけど。それに他の問題も沢山あって、そこまで言う???っと私のムッとする感覚は上がりっぱなしだった。

それにね、そのNPさん、私をよーくご存知のようですが、私はその人の事全く知らなくて、自己紹介もなくまくしたてられて、ちょっとまってあなた誰ですか?って聞く必要があったんですけど。

なんなんだー!!!!こういう人をなんてRude な人(=失礼な人)と英語で言います。しかし自分もちょっとDefensive (言い訳がましい)だったかな?と電話を切ってから思った。

その時点である情報と知識でベストの決断をしているから堂々としていれば良い。それだけなんですがね。きっとカナダ人だったら腹ただしい気持ちをはっきり伝えるだろうけど、そんな大事なところで日本人らしく失礼な事を言われても引き下がってしまう自分にも気づく。もっと心臓に毛が生えなきゃダメだなー


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