2018年10月16日火曜日

県境のルール

自転車で旅をした。
平均して100kmを超えて毎日走る。
疲れない走りを心がける。
登りはシッティングで上体を極力前に移動させロウギアでゆっくり回す。
峠を越えて下りに入ると県境に遭遇することが多い。
ようこそ○○県と看板が迎える。
北海道には陸続きの県がない。
いままで見たことのないそうした堺が新鮮に映る。
ロングをやっているひとの中には、県境を画像に収めている者も少なからずいる。


県境のルールは何?
川、尾根、谷?

調べてみる。
日本での国分けルールは、律令制にあった。

中国、唐時代の制度を倣い日本に導入した統治制度。
天武天皇が681年に発令。
律が刑罰、令が行政法・民法に当たる。
行政上の縄張りを50の国:地方に分け国司を置いた。


基本の分け方が分水界:分水嶺。









2005年
日本山岳会編纂




古代に上記ほどの精度で分水境が引かれたとは思えないが、
その時代も日本の背骨:分水を元に詳細に区分けされてゆく。

高い尾根を境に降雨が日本海と太平洋に、
九州では東シナ海と太平洋に流れる。
四国では、瀬戸内海と太平洋に分かれてゆく。
国分の元は、高い尾根:分子境となる。

知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。


世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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