明治維新によって西洋文化がドドッと日本に入ってきました。

 

いい面もありますが、「身体操作」という面から見ると古来の日本的な身体使いが西洋スポーツ論に上書きされてしまい、現在まで劣化の一途をたどっています。

 

それに加えて「軍隊教育」が学校体育の中にも入ってきているので、学校で習う体育は西洋＆軍隊教育の色が濃くなってしまったのは様々な専門家も指摘するところです。

 

学校で習う「いい姿勢」とはどういうものでしょうか？

 

背中をピンと伸ばして、お尻を出すようなものです。

 

これは軍隊における「気を付け」に共通します。

 

軍隊は規律を重んじますので、好き勝手に動かないよう、つまり自由な動きを封印するような姿勢の創り方になります。

 

要は身体を緊張させる姿勢です。

この姿勢で３０分キープしていたら背中も硬くなり、肩こりにもつながります。

 

それでは緊張させない姿勢とはどういうものでしょうか？

 

そのヒントは武道にあります。

 

武道ではバランスのいい状態を作りながらもすぐに相手に反応できる位に自由に身体を動かせる姿勢が理想です。

 

ですから軍隊式の姿勢とは違うんです。

 

また西洋的な身体使いとも違い、小さい動きで大きな力を発揮させる目的もありますから意識するポイントも変わります。

 

と言う事を踏まえて、武道的な姿勢の創り方を動画でご紹介します。

 

そんなに難しいものではありません。

 

こういう姿勢を創ると３０分キープしていても肉体的に苦痛はありません。

武道では「站椿」（たんとう）という言葉で表現させる練習法にもなっています。

 

いいバランスを創るためにもこういった姿勢を練習するのは大切だと思います。

 

 

 

 

 

 

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