2019 J1 第33節 川崎vs横浜FM レビュー とにかく速かった | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。

ホーム最終節ということで、久しぶりに家族そろって、等々力に観戦に行ってきました。優勝は、試合がなかった先週に可能性が消え、モチベーションを維持することが難しかったのかもしれませんが、横浜FMの勢いに飲まれ、これでもかと言わんばかりの敗戦を喫してしまいました。

 

エントリ更新が遅くなったもの、当日、とても頭の中で総括できず、日曜日には赴任先の福岡に移動、月曜日は勤務ということで、今更の更新になってしまいました。

 

 

11/30(土)14:00 J1 第33節 川崎 1 - 4 横浜FM 等々力陸上競技場

得点: 8’仲川(横浜FM)、49’ エリキ(横浜FM)、69’ エリキ(横浜FM)、74’L・ダミアン(川崎)、89’ 遠藤(横浜FM)

 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

-------------11小林-------------

--8阿部------28脇坂-----41家長---

--------10大島---25田中---------

--7車屋---5谷口--34山村---6守田--

-------------1成龍-------------

54分 28脇坂OUT → 16長谷川IN

61分 8阿部OUT → 9L・ダミアンĪN

79分 11小林OUT → 20知念IN

 

横浜F・マリノス 4-3-3

----------------17エリキ------------------

--28マテウス-----9M・ジュニオール----23仲川-----

-----------6扇原-----8喜田-------------

--5ティ-ラトン--44畠中--13T・マルチンス--27松原--

-----------------1朴------------------

58分 9M・ジュニオールOUT → 7大津IN

71分 7大津OUT → 26渡邊IN

81分 28マテウスOUT → 11遠藤IN

 

試合前

この試合、はじめて朝の列抽選に、寝坊してしまいました。前日のというか当日の夜中に福岡から川崎に戻ったこともあり、起きたら7時回ってました。慌てて、キャンセルメールは入れ、その時点で行ける最前列の場所取りに出ましたが、2000人以上、朝の列抽選に行っていったのですね。結果的に、2階席でなんとか席は確保できましたが、やはり最終節は数が違いましたね。

 

試合開始前、憲剛が手術後、初めて現地での観戦ができたようで、試合開始前には、ブラジルワールドカップ時の憲剛への横断幕が掲げられました。また、3年前に飛行機事故で亡くなったアルトゥール・マイアの命日が11月28日だったこともあり、マイアの追悼の意のチャントも歌いました。

 

 

優勝はなくなりはしましたが、ACL出場権もありますし、1つでも上の順位をと願う気持ちは、選手もサポも同じであって、決して、気持ち的に弛んでいたわけではないのですが、試合開始前は、陸前高田ランドの開催にて餅撒きをし、来季のユニフォームデザインの発表(気持ちは来季?)もあり、多くの川崎のサポーターがある意味和んでしまったのかもしれません。一方の横浜FMは前節首位に立ち、今日勝てば優勝もあり得るということで、選手もサポも気合が入っていたのはヒリヒリと感じました。

 

なお、ユニフォームは、近年の中では好きな方(18シーズンが最近では一番ですね)です。僕の個人的な趣味ですが、黒が一定割合入っている方が好きなようです。今年は青が多すぎでした。もっともまだ文字フォントとかがどうなるか、本当の意味では来季までわかりませんけどね。

 

試合展開

試合は、開始早々から横浜FMの速い縦への推進力に翻弄されます。開始5分には、右サイドを突破されて、中に入れられたこぼれ球をM・ジュニオールに合わせられますが、ギリギリ、ゴールの左に逸れます。

 

しかし、8分には、左サイドに縦に入れられたボールをギリギリマテウスに残されるとそのまま推進され、ヒデも追いつけず、左サイドの最深部からえぐられて、最後は中に走り込んできた仲川に合わせられて、失点(0-1)。警戒していた、先制点をあっさりと与えてしまいます。

 

点を獲りに行かないといけなくなった川崎も20分過ぎくらいからボールを保持して押し込み、ヤマや悠のオフサイドが続いたり、悠のヘッドが外れたり、泰斗が粘って、僚太の放ったシュートは弾かれたり、と前半でも惜しい場面はありました。

 

しかし、前半終了間際には、またしても中盤でボールを奪われてからのカウンターとなり、仲川とソンリョンが1対1となりましたが、ソンリョンのビッグセーブで救われ、その後のピンチも凌ぎ切り、前半を0-1で折り返します。

 

後半に入って、49分、左サイドのエリキに綺麗に斜めの縦パスがとおります。ヤマが懸命に足を延ばすも届かない先を通過していきました。その結果、エリキとソンリョンの1対1となりますが、ソンリョンも左手を伸ばしますが、そのわずか上を抜け、ゴールが決まってしまいます(0-2)。まだ時間があるとは言え、2点差は厳しくなってきました。

 

その後、L・ダミアンを投入し、悠を2トップとし、より攻撃的に仕掛けるのですが、ボールは持てども、前に通せず・・・。そうこうしている69分には、中盤でパスカットされて、右サイドの裏のスペースを突かれ、仲川のクロスにエリキに合わせられ、勝負ありの3失点目を与えてしまいます。

 

それでも、74分に竜也が左サイドを突破し、滞空時間的に絶妙なクロスを上げ、待ってましたとばかりにL・ダミアンが頭で合わせ、一矢報います(1-3)。横浜FMだろうが何だろうが、L・ダミアンは、相手を苦にせず決定機を決めきってくれる力強さがあります。

 

その後も川崎の攻撃の時間帯が続き、押し込みはするのですが、相手GKの正面を突くシュートが続き、決めきれません。時間が経過する中、89分、最終ラインでボールを持っていた彰悟が一瞬の隙を突かれ、ボールを奪われ、エリキと遠藤対ソンリョンの2対1の状態となり、エリキが最後に遠藤に預けダメ押しの4失点目を喫してしまいます(1-4)。このまま、試合は終了。

 

これを幸いと言ってしまっていいのかわりませんが、他会場でのFC東京対浦和が引き分けたために今節での横浜FMの優勝はなくなりました。その結果、ホーム最終戦で、眼前でシャーレを掲げられるという屈辱は免れることができました。ただ、ひょっとしたら、ここでその屈辱を味わっていた方が、最終節や来季への危機感といか真剣度に繋がっていたような気もします。ただ、僕自身もやはり見たくはないですから、良かったですけど。

 

 

雑感

あらためてDAZNで試合を見返してみて思ったのですが、1-4という結果ほどボッコボコにされた感じではないように思えてきました。確かに、川崎は攻撃時に両サイドバックは上がるので、スペースを与えます。両サイドをワイドに使い、縦に速い横浜FMとの相性は悪いです。サイドを攻略されるとあとは、CBですが、CB2人もイケメンではありますが、決して足が速いわけではないですから。

 

攻撃面でも中で繋いで崩そうとする川崎には、横浜FMは、常にコンパクトな陣形を保っているので、攻略が困難です。それでも、いくつかのチャンスは作り出していたので、もしこちらが先に決めていたら、わからなかったのかもしれません。先制できればサイドのスペースを埋める方に重き、鹿島戦で見せたように、強かに試合を進める選択肢も出てきたかもしれません。でもそこまで割り切らないかな・・・

 

ただ、1失点ならともかく、2失点目からは余計でした。同じようにカウンターを食らっての失点が続いたので、対策できなかったのかなと。わかっていても止められないスピードのようにも感じたので、まあ、脱帽なんですけど。

 

それと、対マリノスで言えば、L・ダミアンは有用だと感じました。相手がどうであれ、ゴール前の1対1で勝てるので、やらないとは思いますが、ダミアンを一人置いて、縦ポンをやれば案外崩れるのではないかと。川崎がやらなくても来季、他クラブで同じような戦術をやるチームは増えてくるように思います。

 

横浜FMのサッカーを90分通して、久しぶりに見ましたが、2年前の面影は全くないですね。ただ、ポゼッションというよりハイラインからの多段ショートカウンターというイメージでした。前線4人だけでも縦に速く崩していくので、誰かも言っていましたが、かつての川崎の太陽、ジュニーニョが4人いるみたいな感じです。そこに憲剛がかつてやっていた長めのスルーパスがどこからでも誰にでも出てくるので、どこからでも点が取れる、誰を押さえていいかわからないという印象でした。

 

一言で言えば、速い。とにかく速い。サイドへ長めの縦パスを出して、トップスピードで受けて最深部に迫りクロス。それをワンタッチで合わせる。得点は、ほぼ、このパターン。これが今回、見事にハマったんだと思います。わかっても止められないのかもしれませんけどね。

 

ボールも思ったほど持たれなかったし、川崎も決まらなかったけど、チャンスも作れてた。1-4という結果から見てもボコボコにされているので、負け惜しみと言われるかもしれないけど、10回やって10回必ず負ける試合ではなかったように思いました。それでもこちらの決定機がハマらなければ負ける割合が高そうなので、10回やっても負け越すとは思いますが。

 

何にせよ、このシーズンの中で横浜FMが急激に成長したチームとなりました。まだ優勝が決まったわけではないですが、少なくとも、今季対戦して一番強かったチームだったと思います。ここまでの急成長を僕はまったく予想できなかったけれども、結果、次節を経て横浜FMが優勝となっても僕は納得です。

 

シーズン終了セレモニーを経て

ホーム最終戦でしたからセレモニーがあり、挨拶をしてくれました。まだ最終節札幌戦があるので、順位は確定ではありませんが、今日の敗戦は堪えました。挨拶では、ワラシーは、ゼロックス杯、ワールドチャレンジ、ルヴァン杯と一発勝負で勝てたことを成果に挙げていました。確かにそこは今季伸びたところだと思いますが、昨年、一昨年から失ったものも多かったように思います。

 

 

また、鬼さんも悠もこの試合の後ということで歯切れが悪かったですね。いろいろ意見があるのは承知していますが、僕は、まだ鬼さんに続けてもらいたいです。そのためにも最終節札幌戦、勝ちたいですね。向こうもホームですし、ルヴァン杯の借りがありますので、相当必死で来ると思います。なんとか勝って終わりたいです。

 

 

セレモニー後に選手全員が場内をまわっている姿を見て、この選手らとともに過ごす今シーズンは、あと一節だけなのかと思う寂しいものがあります。ACLの出場権を獲らないと、確かA契約できる選手数も減るのではなかったでしょうか。詳しくなくてすみません。もしそうなら、一緒にいられる選手という仲間が減ること意味します。

 

 

他サポは、昨季、今季のACLの不甲斐なさから、川崎は出るなと言われそうですが、何とか、来季こそはという思いは川崎の選手、サポ、皆思っているところだと思います。他力本願ではありますが、なんとか最終節も勝って、一つでも順位を上げ、来季、ACLでのリベンジの機会を得られることを願っています。まずその前に、次節、勝って締めましょう。諦めたらそこで試合終了ですからね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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