こんばんは。中2日の連戦。相手は、こちらが嫌がることばかりする印象のネルシーニョ監督率いる柏レイソルという難敵。ホーム等々力とは言え、上限5000人のサポでどこまでスタジアムの雰囲気を作れるか不安の中、しっかり、力強く勝ってくれました。
7/11(土)19:00 J1 第4節 川崎 3 – 1 柏 等々力陸上競技場
得点:40’家長(川崎)、42’家長(川崎)、52’L・ダミアン(川崎)、56’呉屋(柏)
川崎フロンターレ 4-3-3
--16長谷川----9Lダミアン-----41家長--
--------22下田----8脇坂-----------
--------------6守田--------------
--7車屋--5谷口--4ジェジエウ--13山根--
-------------1成龍---------------
16分 4ジェジエウOUT → 2登里IN
61分 8脇坂OUT → 10大島ĪN
61分 41家長OUT → 30旗手ĪN
86分 16長谷川OUT → 19齋藤IN
86分 9L・ダミアンOUT → 20宮代IN
柏レイソル 4-3-2-1
--------------14オルンガ---------------
--------39神谷-----10江坂----------
---18瀬川----------------28戸嶋----
-------------8ヒシャルジソン--------------
---4古賀--2鎌田--15染谷--13北爪---
------------17キム・スンギュ-------------
46分 28戸嶋OUT → 33仲間IN
46分 14オルンガOUT → 19呉屋IN
46分 13北爪OUT → 20三丸IN
64分 15染谷OUT → 3高橋祐IN
68分 39神谷OUT → 22M・サヴィオIN
5000人の拍手
この試合から、5000人を上限にホームのサポだけが入場できるようになりました。残念ながら、僕は、遠方からDAZN観戦でしたので、その状況を画面を通して確認することになりました。
サポがいるのに声援がないという状態に、最初は違和感がありましたが、拍手はできるということで、いいプレーの度に自然と拍手が沸き上がる等々力の雰囲気は、これはこれでアリだなと思いました。なんとなく、テニスの試合などの雰囲気に似ているなと。実際のスタジアムでの雰囲気はどうだったのかわかりませんが。
また、普段は、いいプレーをすれば、その選手のチャントをコールに促されて歌うのですが、拍手の場合、自然発生するので、多くのフロサポが、どんなプレーを本当に評価しているのかよくわかりました。
苦言を呈するとすれば、CKの際、拍手は許されているけれど、手拍子は許されていなかったはずです。感染防止の観点で何が違うのか、科学的根拠があるのか、正直疑問ではありますが、ルールはルールです。拍手だと強弁する言い訳もあるのかもしれませんが、ダメとルール化されている以上、破るのは止めましょう。
BSでの放送もあり、フロサポに好意的でない者も見ているし、記録も残る。フロサポはルールを守れない、もっと言えば、サッカーのサポはルールを守れないと社会に認識されれば、プロスポーツ界での観客の入場制限の解除や、応援を通常に戻す日程もどんどん先延ばしにされる恐れがあります。ダメなものはダメなので止めましょう。
試合展開
前半の初めの方は、ボールを持てども、最後のところで柏の守備によって得点まで行きつくことができないでいました。それでも攻守の切り替えが速く、徐々に、押し込み、前半の給水タイム以降は、ほぼ、相手陣内だけで、試合を展開することができていました。
だた、ダミアンや泰斗らが何度もシュートを放ったり、竜也のターンで等々力が沸くシーンもありましたが、なかなか決めきることができないまま、時間が過ぎていきました。
前半も終了が近づき、このまま決めきれないと、厳しくなるなと思い始めたところでした。40分、押し込んで、押し込んで、その成果として得たCKで、ゴール前、ニアで柏の江坂に当たりファーに飛んできたボールを、アキが冷静に頭で叩き込んで先制に成功します。
正直、これまでの川崎の印象は、セットプレーで、得点が獲れるとは思っていなかったので、ここで決めきれたことは、非常に大きかったですね。それにしてもアキは、急にきたボールをよく冷静に頭に当てることができたと思います。それだけ、今季のアキは、よく見えているのだと思います。
だからこそというのもあるのでしょうが、アキはその2分後の42分、ノボリが奪取したボールを受け、右前方のL・ダミアンをチラ見し、パスを出すかと見せかけながら、逆足の右で、股抜きシュートを放ち、2点目を得ます。
前半を2点リードで終え、この試合もいい雰囲気で折り返しますが、後半、策士ネルシーニョ監督が3枚替えを決行し、柏の雰囲気が変わり始めます。
それでも、後半の早い時間帯の52分に、CKからL・ダミアンが頭ですらして、セットプレーで3点目。リードを広げることに成功します。
後半は、柏がラインを押し上げ、前半からしたら、拮抗した展開になります。56分には、ボールを回され、左サイドからキレイに崩されて、呉屋に押し込まれ、1点返されてしまいます。
こちらも僚太、怜央、学、大聖と交代カードを切っていき、展開の打開を試みます。結局、得点こそ得られませんでしたが、このまま試合を終えることができました。昨年あった、終了間際の失点という悪癖も出ていません。しっかり試合を締めることに成功しています。
雑感など、その他もろもろ
この試合で最も残念だったと言っていいのが、始まって早々、ジェジエウが負傷交代したところ。この試合の相手FWオルンガとのマッチアップも見所の一つだったので、早い時間帯で交代を余儀なくさせられたことは、戦力的にも試合の魅力的にも非常に残念だった。
もっとも相手FWのオルンガも孤立気味で、前半のみで交代をしてしまったので、調子悪いのか、もともとムラがあるのか。次回は、このボクシングのヘビー級タイトルマッチクラスの真剣勝負を実現してもらいたいと思います。
何にせよ、川崎としては、ジェジエウが軽傷であることを祈ってます。
この試合の先発は、これまでの先発から僚太と碧を下げて、北斗とヒデを中盤に起用してきました。にもかかわらず、違和感なく試合を見ることができました。怪我がちな僚太の負担を軽減し、碧も休養させることができました。
今季は、今後も引き続き過密日程が続くので、僚太、泰斗、碧、北斗、ヒデで回すことが確認できたのは、大きいですね。それに、そのうち憲剛も復帰してくるし、虹輝だって成長している。橘田くんも特別指定してある。この誰がやっても川崎のサッカーができる中盤というのは、今シーズンを乗り切る上で非常に心強いと感じましたね。
特に、この試合では、地味かもしれませんが、北斗が終始いろんなところに顔を出し、ボールを受け渡す潤滑油になっていたと思います。視来もそうですが、北斗も視来も湘南組は本当によく走ってくれます。
そして、記録として、この試合の出場で、彰悟はJ1、200試合出場を達成しました。大卒で、このスピードは驚異的。ついこの間、入ってきたような感覚もあるので、彰悟も本当に急速に成長したなと思います。今やキャプテンですからね。というより、僕が年を取っただけなのでしょうけど。何にしてもおめでとうございます。
それからこの試合で、アキが複数得点することができました。昨シーズン、体調不良もあり、苦しんで、苦しんで得点を取ることができず、それがV逸の遠因にもなっているので、今季、早いうちに得点できたことで、精神的にもその呪縛から解放され、今後の試合での活躍にもいい影響を及ぼしてくれることを期待しています。
柏レイソルについてですが、後半の戦い方を前半からやられていたら、どうなっていたか。もっとも、前半の出来を見て、ネルシーニョ監督が修正したからこその結果なので、そんなことは有り得ないことなのかもしれませんが。
少なくとも、オルンガは前線で孤立していて、怖さを感じなかったですね。一方で、代わった呉屋は前線で起点となり、他の選手も活かしつつ自分も狙いつつということで非常に厄介に感じました。
さらに、川崎にとってラッキーだったのは、柏での天敵、クリスティアーノが負傷中でベンチ外であったこと。クリスがいると外から強烈な一撃があり、そのケアもしなければならないとなると果たして、この試合ほど自由にやれたかどうか。
後半の修正を見ても、やはり柏は難敵であるなと思わざるを得ないと感じました。結果として、再開後3連敗しているようだけど、ポテンシャルからすれば、この状態が続くともは思えないですね。ネルシーニョ監督は、しっかり修正してくるでしょう。
次節に向けて
次は、一週間空きます。相手は、横浜FC。前回、横浜FCがJ1に在籍したシーズンの頃、僕は、まだフロサポにもなっていなかったので、この対戦は非常に楽しみです。キングカズ、中村俊輔、松井大輔らのベテランがメディアを賑わせてはいますが、内実は、非常に若い新進気鋭のチームであると思っています。
監督が元柏の下平さんということで、柏時代に手を焼いたことを思い出さされ、厄介そうです。この試合で対戦した柏を前節で破っているわけですしね。また、連戦開始の初戦でもあるので、川崎がどのメンバーで臨むのかも気になるところです。
せっかく、常勝鹿島、好敵手東京、難敵柏を相手に3連勝することができたので、この勢いを継続してもらいたいと期待しています。コロナ、もこれ以上の感染拡大が起こらないよう、自身も気を付けながら祈っています。皆さんも感染にはよくよく気をつけて下さい。
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