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聖火リレー出発点付近に放射能ホットスポット

2019-12-06 23:08:48 | 知ろう福島のこと

  東京オリンピックもいよいよ来年と近づいてきました。 オリンピック招致に当たっては、日本はその立候補ファイルで「2020年東京大会の理想的な日程」として<この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉と大噓をついていたという。さらに、安倍首相も、まだ事故の収束の目途すら立たない段階で「福島はアンダーコントロール」と大ウソをついて誘致した。こんな噓から実現した東京オリンピックは本当に成功するのだろうか。フェアプレー精神のすばらしい成果があがる大会になるのだろうか。

  先月には、日本の猛暑でオリンピック委員会からマラソンと競歩は北海道で行うようにと勧告され、期日が迫るな中で変更を余儀なくされた。しかも、もともと南海トラフは30年以内に8割の確率と言われていることもあり、「大地震はいつ起きてもおかしくない」とNHKを始め地震関連の報道がここ1週間続き、さらに最近関東で地震が続いている。地震は大丈夫と誰が保証できるだろうか。地震、津波、台風、原発事故・・・。日本に生きていて、私は日々、今日も無事で1日を過ごせたことを「有難い(あるのが難しい⇒無事に過ごせて有難い)」と感謝して生きている状態だ。

  噓から始まった国家的イベント東京オリンピックが、本当に無事に済むのだろうか?と胸が痛くなる思いでいるのだ。無償ボランティアを8万人集め研修を始めた今になって、有償ボランティアの募集が始まったことも波紋を呼んでいるそうだ。

  そして、今日はこんなニュースが届いた。

    

     グリーンピース・ジャパンでは、2011年の東京電力福島第一原発事故の直後から、チェルノブイリでの調査経験をもつ専門家による放射能調査を続けてきて、調査活動が今年で30回目となるという。その中で今回、来年の東京五輪の聖火リレーの開始地点にもなる場所付近で2011年以降のグリーンピースの放射線調査で発見されたホットスポットの中でも非常に高いレベルの放射線量が出たというのだ!

     「これらのホットスポットはすでに除染が行われた場所に存在し、現在、一般の人々が行き来する場所であるため、健康への影響が憂慮され、これまでの除染活動の有効性に疑問を投げかけるものとして、グリーンピースは、11月18日付で環境大臣宛てに書簡を送り、定期的放射線モニタリングと除染を提言した」そうだ。

     そして、12月4日にこの書簡を受けて再除染が行われたことが、NHKのウェブニュースのココに掲載されていた。なぜ、ここにホットスポットがあったか(原因はわからない)と書いてあったが、原因がわからないで済ませていいのだろうか。目に見えない放射能の恐ろしさ。国や東京電力がチェックしていたのでなく、NPO団体が見つけて対処したというが、このNPOがみつけていなければ・・・。モニタリングポストの数値だけで、知らずに多くの人が除染不十分な場所に出入りしたかもしれないのだ。「原発事故に伴う避難指示解除の目安となる1時間あたり3.8マイクロシーベルトを下回っていますが、Jヴィレッジに設置されているモニタリングポストの1時間あたり0.1マイクロシーベルト程度に比べ、およそ18倍高い値」だった場所を、知らされることもなく。

     軍備などにかけるお金を、国民や日本にいる観光客や全ての人のための安全のために使う方が、よほど大切だろう。みえないからこそ危険な放射能をしっかり監視し、その根源となる原発を再稼働ではなくしっかり廃炉する!福島原発事故以降 原発廃止に向かっている世界の潮流に逆らって原発神話に未だにしがみ付く日本は、福島原発事故から何も学んでいない!

     うそつきで、過去から学ぶこともない日本。どうにかしなくては。

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