20年以上も使っていたタニタの体重計が故障した。
デジタル式で体重と体脂肪が測定でき、4人までの個人データが管理できるタイプだった。
で、直ぐに困るかと言うとそうでもない。
長男が数年前に、体重・体脂肪・内臓脂肪・基礎代謝・BMI・体年齢など盛り沢山の結果を出すオムロンの体重計を持って来た。
前の体重計は、年齢など1年ごとにデータを修正する必要があったが、今度のは一度入力するとそのまま使える。
(2種類の体重計)
元の体重計も不具合は無かったので、捨てるわけにもいかず2台とも並べて使っていた。
ただ、体重の測定値がメーカーで違いがあった。
タニタの方が、オムロンより3~5Kgほど重くなっていた。
状況により変わるので、その誤差がいつも同じ値とは限らない。
体重が違って出るので、体脂肪率もそれに応じて違っていた。
(体重測定表)
タニタを購入したときに付いてきた測定表は、コピーして20年くらい使っている。
オムロンが加わったので、ここ数年間は同じ測定表にタニタとオムロンの測定結果を記入していた。
今回、タニタが故障して廃棄処分することにしたので、記録の手間が省けて楽になる。
起床後と入浴後の2度計測しているので、体重の平均値はすぐ分かる。
体重の増減が著しい時は、その時点の食事メニューや運動量を備考欄に記入している。
食べ物によって、翌朝の体重が増えたままであることが多い傾向も把握できた。
運動量の違いは、一日の歩数計の記録と歩きながら反発力のある棒の曲げ伸ばしの実施記録で分かる。
相方も自分の体重を記録しているが、食べ物が同じなので増減の傾向は同じようになる。
一年前の記録は同じクリアケースに入れて、直ぐ比較できるようにし、20年くらい前の物は別に保管している。
特段に考慮しなくても、記録しているだけで自然に生活習慣が身に付くということがあるようだ。
実は、継続ということがなかなか出来ない相方が、唯一恐ろしいくらい継続していることがある。
(家計簿)
ただの市販のノートに、一日の支払い状況を、項目と金額を記録するというシンプルなものである。
ただひたすら、記録する。
月の予算だの決算だの、ややこしいことには頭を悩まさない。
もう20年以上も続けているが、最初の頃はもう少し計画と実行の分析などが必要なのではと思ったりもした。
婦人雑誌の付録で、立派な家計簿を手に入れて使ったこともあったようだが、長くは続かなかった。
この半ばメモのような「買い物や支払い記録」は、ただ結果だけを記入する「体重測定表」と同じなのである。
ところが、何年も記録する内に生活の傾向が分かるようになってきた。
しかも、物の故障、買い替え、車検、税金、お祝い、旅行代金、電話代、燃料代などなど、過去のものが全て分かる。
燃料代の変化は、遠出の回数の増減であり、リフォーム業者への支払いは次の見積もりの参考になる。
今回は、井戸のポンプが故障したが、工事業者の選定に一役買った。
幾田道史氏は、「武士の家計簿」という本を著したが、江戸時代に残された下級武士の家計簿から当時を読み解いてみせた。
少なくとも相方の家計簿モドキは、立派な生活記録で日記帳などよりずっと良かったのではないかと思えるようになった。
そんなことしなくても、歩数も体重もちゃんとデジタル管理できるし、家計簿ソフトを使えば云々という説もある。
しかし、簡単なものは便利だねで終わってしまいがちである。
アナログで記録したものは、特異な事項は頭の中にも残っている。
個人レベルで、20年前のデジタルデータが活用されるとは思えないし、記録媒体の変化速度がそれを許さない。
何時何分前が分かるのは、デジタル時計ではなくて頭の中にある長針・短針付きのアナログ時計世代なのである。
たかだか、体重計が1台故障した事実から、ここまで話を大袈裟にしてしまうと、オチの部分で途方に暮れる。
ただ、体重記録も、支払い記録も、習慣化した軽~い行動に過ぎない。
相方の体重記録だけが、重い極秘扱いに指定されているだけで・・・。
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デジタル式で体重と体脂肪が測定でき、4人までの個人データが管理できるタイプだった。
で、直ぐに困るかと言うとそうでもない。
長男が数年前に、体重・体脂肪・内臓脂肪・基礎代謝・BMI・体年齢など盛り沢山の結果を出すオムロンの体重計を持って来た。
前の体重計は、年齢など1年ごとにデータを修正する必要があったが、今度のは一度入力するとそのまま使える。
(2種類の体重計)
元の体重計も不具合は無かったので、捨てるわけにもいかず2台とも並べて使っていた。
ただ、体重の測定値がメーカーで違いがあった。
タニタの方が、オムロンより3~5Kgほど重くなっていた。
状況により変わるので、その誤差がいつも同じ値とは限らない。
体重が違って出るので、体脂肪率もそれに応じて違っていた。
(体重測定表)
タニタを購入したときに付いてきた測定表は、コピーして20年くらい使っている。
オムロンが加わったので、ここ数年間は同じ測定表にタニタとオムロンの測定結果を記入していた。
今回、タニタが故障して廃棄処分することにしたので、記録の手間が省けて楽になる。
起床後と入浴後の2度計測しているので、体重の平均値はすぐ分かる。
体重の増減が著しい時は、その時点の食事メニューや運動量を備考欄に記入している。
食べ物によって、翌朝の体重が増えたままであることが多い傾向も把握できた。
運動量の違いは、一日の歩数計の記録と歩きながら反発力のある棒の曲げ伸ばしの実施記録で分かる。
相方も自分の体重を記録しているが、食べ物が同じなので増減の傾向は同じようになる。
一年前の記録は同じクリアケースに入れて、直ぐ比較できるようにし、20年くらい前の物は別に保管している。
特段に考慮しなくても、記録しているだけで自然に生活習慣が身に付くということがあるようだ。
実は、継続ということがなかなか出来ない相方が、唯一恐ろしいくらい継続していることがある。
(家計簿)
ただの市販のノートに、一日の支払い状況を、項目と金額を記録するというシンプルなものである。
ただひたすら、記録する。
月の予算だの決算だの、ややこしいことには頭を悩まさない。
もう20年以上も続けているが、最初の頃はもう少し計画と実行の分析などが必要なのではと思ったりもした。
婦人雑誌の付録で、立派な家計簿を手に入れて使ったこともあったようだが、長くは続かなかった。
この半ばメモのような「買い物や支払い記録」は、ただ結果だけを記入する「体重測定表」と同じなのである。
ところが、何年も記録する内に生活の傾向が分かるようになってきた。
しかも、物の故障、買い替え、車検、税金、お祝い、旅行代金、電話代、燃料代などなど、過去のものが全て分かる。
燃料代の変化は、遠出の回数の増減であり、リフォーム業者への支払いは次の見積もりの参考になる。
今回は、井戸のポンプが故障したが、工事業者の選定に一役買った。
幾田道史氏は、「武士の家計簿」という本を著したが、江戸時代に残された下級武士の家計簿から当時を読み解いてみせた。
少なくとも相方の家計簿モドキは、立派な生活記録で日記帳などよりずっと良かったのではないかと思えるようになった。
そんなことしなくても、歩数も体重もちゃんとデジタル管理できるし、家計簿ソフトを使えば云々という説もある。
しかし、簡単なものは便利だねで終わってしまいがちである。
アナログで記録したものは、特異な事項は頭の中にも残っている。
個人レベルで、20年前のデジタルデータが活用されるとは思えないし、記録媒体の変化速度がそれを許さない。
何時何分前が分かるのは、デジタル時計ではなくて頭の中にある長針・短針付きのアナログ時計世代なのである。
たかだか、体重計が1台故障した事実から、ここまで話を大袈裟にしてしまうと、オチの部分で途方に暮れる。
ただ、体重記録も、支払い記録も、習慣化した軽~い行動に過ぎない。
相方の体重記録だけが、重い極秘扱いに指定されているだけで・・・。
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