カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

外出自粛のひと時に

2020-04-05 10:12:45 | 日常あれこれ
 同人になっている吟社が、創立70周年を経て記念の句集を発行した。

 全国の会員、招待作家、友好吟社などの協力を得て記念の合同句集「活火山」は分厚いものになった。

 357ページ、厚さが2センチ近くあるから、今どきの句集にしてはどっしり感がある。

 

 全員自選の句を8句を寄せている。

 私も力作のつもりで8句自選し、掲載されたものを見てみると珍作ばかりだったことに気づかされた。

 いつかは単独で句集を出してみたいなどと思っていたが、かなり前途は厳しいようだ。

 句集は「活火山」と名付けられたが、熊本で活火山と言えば阿蘇以外は考えられない。

 昭和天皇が熊本を巡行されたおりに、案内役が「あれが阿蘇でごさいます」と指した方向を見て、天皇が「あ、そう」と言った後自分のダジャレ風な言葉に気が付いて、ニッコリ笑ったという話は、熊本では地域限定のエピソードとして語り継がれている。

 ちなみに、吟社の柳誌は「ふんえん」というし、当地の別な結社には「火山灰」などというのもある。

 徹底的に阿蘇山に頼り切っているのである。

 句集も一度に読むと、あまりの句の多さに頭がこんがらかってくるので、ボチボチにする。

 コロナウイルスの影響で、図書館が3月閉館になったが直前に10冊ほど借りて、途中で返却ポストに返した。

 4月も休館は継続されそうな予感がしたので、古本を6冊ばかり買って来た。

 これに、本棚の積読状態をなんとかすれば、なんとかなるという算段である。

 

 俳句に関する本も2冊買ってきたが、これもなかなか面白い。

 川柳も俳句も出自は兄弟ではあるが、似て非なるものがある。

 意味を持たせようとするか、意味など不要というスタンスの違いかなとも・・。

 歳時記の本と、俳句の作り方の本の中から其々に前の持ち主の栞が出てきた。

 

 俳句の方からは、1994年の新聞の朝日俳壇の切り抜きを、折りたたんで栞のようにしたもの。

 歳時記の方からは、四葉のクローバーを押し花状態にした後ラミネート加工を施して栞にしたもの。

 前の持ち主の、ページ開閉時に繰り返す思いのような、小さな息遣いが聞こえた気がした。

 栞は、この2冊専用として使わせてもらうことにした。

 「おはようの声もマスクの中で消え」・・・・しろ猫

 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ がんばるオヤジへ
にほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月4にはお墓に集う | トップ | 新年度もう出そろった流行語 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常あれこれ」カテゴリの最新記事