カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

町は復興の途上

2019-06-21 09:47:59 | 熊本地震
 図書館併設の交流情報センターが、地震の復旧工事に入った。

 隣接の総合体育館が全面建て替えになって工事が続いているが、交流情報センターは周りの地盤改良と補強工事で済ますらしい。

 
 (交流情報センター)

 周りを深く掘っているが、その改良工事の手法は素人には分からない。

 ただ、運営しながらの改修工事なのでそれなりに騒音は我慢しつつということ。

 
 (新設工事中の体育館)

 こちらは全面的な建て替えなので、進捗状況は目に見える。

 
 
 (復興住宅の工事現場)

 自宅が壊れて「仮設住宅」や民間などの借り上げによる「みなし仮設住宅」に入居中の人はまだまだ大勢いる。

 仮設の入居期限の2年は過ぎて、延長を重ねながら4年目を迎えているが、自宅再建の目途が立たない人が沢山いる。

 個人的な事情もあるし、町の復興計画による災害に強い町造りということで、区画整理をはじめとする計画自体の策定が出来上がったのが2年を経過した後なので、自宅再建をしようにも出来ない状態のままの人も多い。

 また効率性や経済性ばかりを重視して、1箇所に大規模な近代的な集合住宅を作っても地域のコミュニティーが損なわれ、孤立の問題などが憂慮される。

 そのため、原則的に地区ごとに小規模でタイプの異なる復興住宅を建設している。

 賃貸であったり、買い取りであったり、あるいは複数階建てのものや戸建てのものなのだろう。

 仮設入居期限が2年といいながら、その受け皿つくりが遅すぎるという感もするが、どのようなタイプの復興住宅に入居の希望があるかを調査しながらの計画立案だったので、行政側の遅ればかりを非難するのは当たらない。

 体育館などの公共の建物等の復旧も大切だが、仮設入居者の生活再建が最も大切である。

 その際、考慮すべきは4年目を迎え、仮設の住民同士で自然発生的に生まれた被害者同士の心の繋がりや安心感が、損なわれるおそれのあることである。

 ソフト面にも十分配慮しながらハード面の整備を進める必要がある。

 急げよ、でも急ぎすぎるなという相矛盾する復興過程の最中、それが我が町の現状である。

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