カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

江津湖の畔にて

2019-08-23 17:09:54 | おでかけ
 朝からかなりまとまった雨が降っていた。

 衛星放送の映像が一瞬乱れるほどだったから、電波の到来方向はかなりの雨雲があったのだろう。

 今日は柳誌「ふんえん」の校正の日で、例によって江津湖の駐車場から歩く。

 いつもは散歩や遊ぶ子供の姿も散見されるが今日は人影は見えない。

 

 風も無く波も無い湖面には、水草が集まって島のようになっているところもある。

 春先から盛んに除去されていた外来種で駆除対象の浮き草である。

 

 取り残された場所に芽吹いて増殖し、風に任せて彼方の岸此方の岸と流れ着いて岸辺を水草で埋めてしまう。

 ウオーターレタスなどと名前は良いが繁殖力の強い迷惑な水草である。

 人っ子一人歩かない遊歩道を歩いていると、向こうのボート部の桟橋ではボートの準備をする学生達の姿が見えた。

 

 この雨の中でも練習をするという根性に脱帽。

 シングルで何艘か出た後に、その向こう側に泊まっていた作業船が動き始めた。

 

 機械力を駆使して水草を掴み取り、曳航しているボートに積み込むという作業を繰り返す。

 ここの遊歩道沿いの水辺より、もっと優先順位の高い水草の茂ったところがあるのだろう。

 春に一度作業をしたものの、一夏でかなりの面積が草で覆われてしまう。

 ほぼイタチごっこに近い戦いが続いているが、だからといって止めたりしたら多分この湖全体が覆い尽くされる。

 空しい戦いだが続けざるを得ない事って、世の中には沢山ある。

 今日の「校正」は、とても効率よくトントンと事が運んで比較的早く終了した。

 珍しく西瓜や葡萄を食べながら、笑い話に花が咲いた。

 もっとも、こんな時に限って以外と見過ごしたミスも有ったりするのだが・・・。

 校正作業で、90歳を越えた大先輩の句「孫の声財布がハイと返事する」を目にし、久々に唸らされた。

 財布に返事をさせ、しかも「はい」と返事をさせてしまうテクニックには脱帽。

 喜んでの「はい」なのか、持ち主の意思に関わりなく勝手に「はい」と返事をしてしまったのかは謎だが・・。

 読後に、珍しく「俺、もうちょっと頑張ってみよう」という気にさせられてしまった。

 帰りの道は、雨も止んで子供達の元気な声も聞こえていた。

 「人生に定規を当てた軽はずみ」・・・・しろ猫

 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ がんばるオヤジへ
にほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 涼しかった菊池渓谷 | トップ | 「投句」そのささやかな楽しみ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おでかけ」カテゴリの最新記事