カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

バラの物語

2020-07-04 10:12:52 | 日常あれこれ
 4日前にバラの蕾が開き始めて得意げにUPしたものだった。

 相方の友人から、切り花として頂いたバラがあまりに見事で、試しに挿し芽にしておいたもの。

 
 (バラの蕾)

 梅雨の雨を当てにして、軒下の位置から外に出していた時期だった。

 咲けば、強烈な雨はいかがなものかと、少し軒下に移動した。

 
 
 (満開のバラ)

 朝方から花弁が開いて、夕方にはやや閉じ加減になってくる。

 これを繰り返すが、どことなく開閉の様子はチューリップなどに似た仕組みなのかと思う。

 面白いので、昨日の朝も覗いてみたら、花びらがパラパラと落ちているのを発見した。

 
 (散り始めたバラ)

 それにしても、まだ散るのには少し早すぎると思った。

 「花の命は短くて・・・」と林芙美子は詠むが、「花の命は結構長い・・・」と生命保険会社のCMは歌っていた時代もある。

 花の中を覗き込んでみたら、カナブンを小さくしたような光った羽の昆虫が、花弁の付け根を盛んに食べていた。

 殺虫剤を吹き付けて、小さな枝でつまみ出す。

 ガックリした話などをしているところに、相方がバラの名前が分かったと言って教えてくれた。

 下を噛みそうな名前で、相方も覚えられなかったらしく、裏紙にメモしてあった。

 曰く「薔薇の名前 : ジュードジオブスキュア(イングリッシュローズ)」とある。

 絶対に覚えられない。

 一日後どころか、2時間後でも思い出せないことは請け合いである。

 多分イングリッシュローズというくらいだから、イギリス辺りで品種改良されたりしたものだろう。

 かのシェークスピアも、イギリスのバラの種類・名前の多さには驚いたのだろう。

 「身分なんてどうでもいいことなのよ、名がなんだって言うの、バラは他の名で呼んでも良い香りがするわ」(注:しろ猫意訳)

 とジュリエットに言わせている。

 そんな詰まらないことを思い出しつつ、今朝も様子を見に行った。

 
 (一重のバラ)

 あの八重咲の優雅なバラが、一重咲きのシンプルなバラに変身していた。

 バラ本人も、虫に食われなければまだまだ、咲き続けるつもりだったので、一重になっても頑張るつもりらしい。

 人吉球磨地方の河川敷には「つくしいばら」というバラの現種が、自生する一帯がある。

 ピンクの一重のバラで、開花時期には一帯をバラの香りで覆ってしまうほど。

 バラはなかなか逞しい。

 
 (ハイビスカス)

 鬱陶しい梅雨空に、真っ赤に咲いたハイビスカスと、一重の花同士で咲いて、しかも赤白対照で面白い。

 冬の頃は、何日か咲いていたハイビスカスも、この頃は朝顔と同じように夕方には萎む。

 一重のバラは、それでも咲き続けるだろう、よほど強風でも吹かない限り・・・多分。

 このバラの名前は、手帳に記録しておくことにする。

 この手帳には5年ほど前から、頂き物のややこしい花の名前がずらりと記録されている。

 記録しておくと、安心して忘れられるという効用がある。

 「忘れても安心できるためのメモ」・・・・しろ猫

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