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ルネッサンスのポルシェ935製作記-16

935のレインモールの続きです。素材はソフトワイヤーから真鍮線に変更して、曲げやすくするためにアルコールランプで赤くなるまで炙ったものを使います。※ちなみにガスコンロだとあっという間に溶け落ちるのでやめましょう。
そのままだと若干太く見えるので、プライヤーで平たく握り潰してから、ボディ側に彫った溝に沿わせて曲げていきます。だいたい1時間ぐらいはかかります。
1本目に作ったものは三角窓の上の部分が高すぎて格好悪かったので、溝の位置を低めに彫り直し、サッシのエッチングぎりぎりになるように作り直しました。
完成したモールは瞬間接着剤でボディに取り付け、はみ出た接着剤を400番のサンドペーパーで除去。ついでにやや凹凸のあった真鍮のエッジもシャープに整えます。さぁ、これでようやくサーフェイサーを吹く準備が完了です!
久しぶりにサフの瓶を開けたら半ば固形の状態だったので、ロックの新しいウレタンサフェイサーを買いました。下地のカバー性能が上がって研ぎやすくなったそうですが、体感できるでしょうか?
エアブラシはクレオスのPS290、口径が0.5mmだと希釈が濃いめでも吹きやすいですが、たとえば「リアフェンダーだけ部分的にもう少しだけ塗料を乗せたいな」という場合はコントロールが難しい…。そんな時は反則技で少しシンナーを足して、いつもの0.2mmで吹いています。
10分ほど間を空けて3回塗り重ねました。常温20度でも2時間くらいで乾いてくれるのでありがたいです。とはいえ、すぐに研ぎ出す勇気はないので、その間に小物パーツをやっつけます。むむっ!この型ずれはいくらなんでも酷いですね。全体の形もなんだかいい加減なので、ジャンクのメタルパーツから使えそうなものを探してきました。
テナリブのリジェだったかロータスだったか忘れましたが、とにかくセブリングタイプのミラーです。ヤスリで形を整えて、鏡面はいつものように磨いた洋白板を入れます。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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