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ピニンファリーナP4/5の製作記-6

X3modelのP4/5はフィッティングの済んだエンジンを塗ってみます。まずは僅かに残ったパーティングラインを探すため、ライトグレーのサフを軽く1吹き。
タガネや針ヤスリの先で軽くなでるようにしてバリを取り除き、パーティングラインが目立たないように押さえ込みます。
モールドの奥まった部分にあらかじめスミ入れしてから、クレオスのプリビアスシルバーを吹きました。完璧に塗りつぶすのではなく、影を残すようにすると立体感が2割り増しです。
タミヤアクリルにガイアのつや消しパウダーを混ぜ、カムカバーを塗りました。キットにはこの部分を塗り分けるためのマスキングシートが入っていたんですが、気がつくのが遅かった…。
黒で塗り分け指示がある箇所には、旧モデラーズのカーボンファイバーデカールを貼りました。スケール的にはちょっと粗く感じられますが、リアウインドウ越しに見た場合はこれぐらいメリハリがあったほうが良さげです。『Ferrari』の文字はゲートレスのエッチングパーツで、水で溶いたハイグレード模型用接着剤でバッチリ固定できます。エンジンの塗装と並行して、ボディの下地作りもぼちぼち進めていきます。キットは一見して再現性の高い造形ですが、若干曖昧なフェンダーの形状を煮詰めることで、更に良くなる可能性があります。
まずはホイールアーチのエッジが乱れていたので、パテ替わりに黒い瞬間接着剤を盛り足し、綺麗な円弧を描くように修正しました。
さらに黒パテを数回に分けて盛り上げ、硬化後にオーバーフェンダー気味のラインにして、そこから側面を削り込んでエッジを作っていきます。フロントは意外と簡単でしたが、リアは周囲の形状と馴染ませるのに難儀しそうな予感…。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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