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OSK「壱弥ゆうPRECIOUS STONE」 [観劇感想(OSK)]

OSK「PRECIOUS STONE」壱弥ゆう主演
2019年11月16日(土) 初日14:30 角座


OSKのPRESCIOUS STONEシリーズも第4弾、壱弥さん主演の初日を見ることができました。
壱弥さん初日は満席で、舞台に立つ壱弥さんからは初主演の緊張が伝わってくるほど。と、最初こそそんな感じでしたが、どんどん調子が良くなり、歌う歌う!歌上手い。
そしてオリジナルパートは、19世紀ヨーロッパ調の耽美な雰囲気。今まで見たプレシャスストーンのオリジナル場面では一番好み!衣装のセンスが良いし、世界観が統一されていて素晴らしい。唯城さんの美しさ!圧巻です。壱弥さんの作る世界観が唯城さんで完成されるような気分。
ラストの歌場面は、翼さんと同じように歌いあげた壱弥さん。素晴らしい。同じ回の最初と最後でこんなに調子を上げるとは。これはこれからラストに向かってさらに上手くなるに違いない。

201911壱弥PS.jpg


【公演タイトル】PRECIOUS STONES(壱弥ゆう)
【出演者】壱弥ゆう・朔矢しゅう・唯城ありす・雪妃詩・優奈 澪

最初の15分と最後の15分はPRESCIOUS STONE共通、中の15分がオリジナル。この構成はどれも同じ。

最初の15分は、壱弥さんがちがち。翼さん主演のPSに同じポジションで出演していた朔矢さんと唯城さんが慣れているからかとても落ち着いているのに、真ん中の壱弥さんの笑顔が張り付いていた。最初は声もちゃんと出てなくて・・だけど2曲目以降、どんどん調子を上げていったのが分かった。(この場面、楊さんが圧倒的に豪華でダンスが綺麗で、華やかな雰囲気。見せ方というか貫禄というか、歴然とした格の違いを感じたので、ほかの方はちょっと不利だな~って思う)

ところが。オリジナル場面の中盤になると本領発揮。声も張りがでて、役に入り込んできた感じ。そう、役といってもいいくらい世界観があった。壱弥さんと後ろの二人は赤と黒の衣装。唯城さんは上品なグレー主体の赤と黒がさし色のような美しい豪華ドレス。壱弥さんはカンタレラでホアン(悠浦さん)が着ていたグレーの優美な貴族衣装。彼の作る世界観が素晴らしかった。ストーリーがあるんだかないんだかわからない感じだけど、しっかりした世界観があった。表現するなら「耽美」もしくは「デカタン」。19世紀風ヨーロッパ、しかも東欧風。唯城さんの衣装が素晴らしく美しく、彼女が壱弥さんが作る世界を完成させていたように感じた。

オリジナル場面で調子を上げたので、ラスト15分は良かった。翼さん風の難しい歌い方で、歌いあげた。声が綺麗で良く響いていた。結構小柄なのに、どこからあの声がでるの?と驚くほど、声量たっぷりで響いていた。壱弥さんはお芝居も上手いし、歌もこんなにも歌えるから、やっぱりミュージカルで見たいわあ。

今回一番目に入ってきたのが、唯城ありすさん。このヒロイン感。宝塚星組次期トップ娘役の舞空瞳さんと同じ系統の可愛らしいヒロイン顔、小柄なのに大きく優雅なダンス。歌も高音が綺麗に響いている。(角座のヒロイン!で真ん中で歌いまくって上手くなったのか?驚いた)。次世代ヒロインですね、間違いなく。オリジナル場面のグレーのドレスは圧巻。最初の場面も、翼さんチームの時とは髪飾りや小物を変えてきてオリジナル感を出していた。私は今回の髪飾りほうが可愛くて好きだな。あんなに可愛いのだから、モリモリ盛って可愛くしても飾りに負けないと思う。

次に朔矢さん。背が高くて綺麗ですよね。歌も上手くなってる(本人比)。長身で美形なのに、小柄な壱弥さんのほうが存在感がある。まあ壱弥さん主演だからそれでいいんだけど。もう一つ何かが足りないような気がする。惜しいなあって感じ。(何かわからないけど)

雪妃詩さんはと優奈澪さん。雪妃さんは髪型をかなり工夫して変化をつけていた。髪飾りも可愛い。お芝居と歌が上手い人、やっぱり歌は上手い。もっと歌ってくれていい。優奈さんは、美人なんだけど・・・なんだか叶望さんのほうが美人に見える。お化粧?双子の妹の叶望さんは楊さんチームに出演していたので、何度も見ていて、うわーすごい美人!って思ったので。今日は、そこまで思わなかった。何かが違うのだろうな。美人だから美人に見えるようにして、私の目を楽しませてほしい(超自分本位ですけど美しいものを見に行っているので、美しければ美しいほど嬉しい。お顔も、髪飾りも、スタイルも、声も、動きも、すべてにおいて美を見たいのさ)。

初主演なのに、MCがほとんどなかった。出演者の紹介すらなかった。お着換えタイムは壱弥さんが一人で、PS公演の案内を淡々とこなしただけ。「楊さんから始まり・・・」で自分の番(第4弾)が来たとき、何ていううのかな?と期待して待ってたら、「次は椿で、来年は愛瀬さん・・・」と続いた。あっさりしすぎ~。セリフ通りでアドリブ一言もない。まあ初日だからかな。余裕が出てきたら何か追加のお話があるかもしれない、と期待。

こんな感じでした。あと一回くらい、終わりの方で見てみたいなあと思います。OSKの若手さんは成長速度が素晴らしいので、とっても楽しみ。同じ部分の楽しみ方もわかってきたしね!一種の役替わり公演なので意外に楽しい。全部のバージョンを見たくなる!


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