腐ったみかんは俺かお前か?

どっちが腐っているのかな?そんなブログ。

介護指導員になるための講義を受けに行ってきました

読者登録してもらえると最新の記事が届きます。読者登録してね☆

介護指導員。

 

介護を必要とする人、もしくは介護に世話にならないように運動を通じて能力を向上させれるように指導する人のことを言うのだとか・・・・。

 

 

1.5時間の講義を1日5コマ。9.5時間を5日間受け、筆記試験、実技試験に合格しなければならない。

 

 

多忙な日々を過ごし、年齢も40代に突入する私は健康運動指導士の更新単位が必要なため、どうせならば資格が何か増えた方がいいと考え、受講することとした。

 

 

と、言いながらもね。

 

 

正直言いましょう。

 

 

仕事が終わるのがだいたい深夜1時30分ごと、自宅に帰って2時30分、寝るのはまいかい3時~4時の間くらいなのだ。その3時間後に起きて8時には電車に乗っている。

 

 

そうなのだ。

 

 

 

眠たいのだ。

 

 

 

できることならば一番後ろの席でブログを書いたりユーチューブの編集をしたり、ぐっすり眠ったりしたいのだ。

 

そう思いカバンにはタブレットや充電器まで持ってきている。

 

休みの日に9時間も勉強できない。できないよ。

もう歳をとったら寝る時間と趣味の時間に費やしたいのよ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

広い会議室に・・・・

 

 

 

机が4つ・・・・・

 

 

会場にはたったの6名・・・・・

 

 

重苦しい空気の中、講師が口を開いた。

 

講師「私は寝る人が最も嫌いです。」

 

 

 

 

こうして介護指導員になるための講義が始まった

集まった受講生の6人

この広い会議室には中央の真ん中に講師の席があり、

その正面に机が2列に並んでおり、前列に4名、後列に2名が座った。

(私は後ろ・・・・と言っても講師からは5mほどしか離れていない・・・。)

 

もっとたくさんの人が来るのだと思っていた。

 

たくさんの人に紛れて、寝たり記事書いたりなんかいろいろしたかった。

それだけを楽しみに頑張って来た。

 

来たのに。

 

 

 

 

隣の男を見る。私よりは少し若い青年がいる。30代、35歳前後だろうか?

役職持ちなのだろう・・・。話を聞くと某フィットネスクラブで働いているのだという。

 

講師は大きな瞳でまつげもパッチリ、少しこわもてな女性。いかにも講師という風貌であった。(ムチでしばかれたい)

監獄学園(2) (ヤングマガジンコミックス)

監獄学園(2) (ヤングマガジンコミックス)

※こんな感じの人です。

 

 

これから5日間の仲間らしい。

自己紹介をしろというのだ。集まったメンバーはどうも20代が4名、30代~40代2名といったところか。講師は30代後半ぐらいだろう。

 

隣の男の自己紹介を聞くと、やる気が満々だった。ここで勉強をしたことを生かし、社会の役に立てるのだとか。キラキラとした瞳でそう言った。

 

 

勉強とは眠気の戦いである

・・・・・・・・・

 

 

くっ・・・・・・・

 

 

 

眠たい。

 

 

 

どうしていつも分厚い本を見ると眠くなるんだ。

 

介護指導員の本。500ページほどある。

 

タンタンと線を引いたりと講義が進む。とにかく眠たい。

 

油断をするとすぐに意識がもっていかれる。

 

しっかりしろ!!目を覚ませ!!何してるんだオレは!?

 

分厚い本に縦横無人に蛍光ペンがうねうねと引かれる。

 

くそっ!!クソ!!!

 

 

と、隣を見る。

 

隣の男も完全にふらふらしている。完全にふらふらしているのだ。

 

後列の男二人は完全に頭がふらふらしながら受講してる。

 

なにやってんだ。オレたちは。

 

 

もう先生の話も耳には入っていない。もはや半分夢を見ているのかもしれない。

あはは。ウフフ。

 

 

くそぉぉぉ―――!!負けるか!!

隣の男には負けるわけにはいかない。

 

私は準備していたモンスターをがぶ飲みし、気合を入れ直した。

 

いける!いけるぞ!(目をつむりながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眠気vs隣の男

あれからどれだけの時が経ったのか、必死にこの世とあの世を彷徨いながらも私は必死に抗っていた。

この世界から引き剥がされないように、必死に意識にしがみついていた。

これは夢じゃない。攻撃されている。

起きろ、起きろ、起きろぉー!!

 

 

隣の男はカッと目を開き斜め下を凝視している。

 

奴も凄い集中力だ。敵ながら天晴れと言えよう。

 

ポトっ

 

男の手に持ったペンが落ちた。

しかし、ヤツは微動だに、瞬きもせずに動かない。

 

 

ま、まさか、

 

 

 

寝てるぅー!!

 

 

先生この人気合入りすぎて目を開いたまま寝てるぅー!!!

スゲーぇーーー(普通に

 

 

 

午前の講義が終わる

何度も白目を剥きながら、なんとか午前中の講義を終えた。

 

目も覚めた。

 

大丈夫だ。

 

 

ここまで俺たちはやってこれた。あとは無難にこなせればいいだろう。

 

一コマ1時間30分は40代に差し掛かる私には厳しいすぎる。だがしかし、これは自分への挑戦状みたいなもんだ。はっはっは。やってやろうじゃないか!?

 

こうして午後の講義が始まった。

 

午後から実技も始まり、寝ることはできないが、比較的安定して行うことができた・・・・・

かに思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

おしっこしたい

 

 

あぁ・・・なんてことだろうか・・・・。

 

 

 

おしっっこしたぁぁぁぁぁっぁああああああああああああーーーー!!

 

 

講師は言う。

「トイレ休憩中に、それ以外は認めません。」と・・。

 

 

講義はもう後半。1時間30分が長い。あと15分程度。

 

おしっこがやばい。コーヒーやモンスターエナジーで満たされた私の膀胱は介護が必要なくらい限界が訪れていた。

 

講師にいうべきか、いなか・・・うーん。しかし、あと少しなのだ。我慢しよう。

 

私はすぐにでも立ち上がれるように机から椅子を離して座っている。50cmほど離れたポジションに座っている。

終わればすぐに立ち上がれる。

 

もう少し、もう少しの我慢だ。もう講師の声は頭に入ってこない。

時間は1時間30分を超えている。まだ終わらない。

 

 

ふと、隣の男を見ると。。。。

 

 

 

キリっとした顔をしながら手で股間を押さえているぅぅぅぅっぅー!!

 

 

 

やつも同じ状況かっ!!!

 

 

 

 

2時間を超えるも一向に講義が終わる様子がなく、順番に今日の講義の感想や、次の講義の日までにやることなどを聞いてはフィードバックをしている。

何の時間?

 

 

私はもう限界が突破しているので今すぐにでも立ち上がれるように、机から50cmほど離れた位置に座っている。これだけ机から離れていたら講師は逆に気付くのではないだろうか?

あれ?あいつトイレ行きたいんじゃね?って?

※その時の僕は思考回路がショートしていました

 

 

もう心のお汁が溢れそう

だめだ。

 

 

オレはもうだめだ。

 

 

限界を超えすぎちまった。

 

 

無限列車はどこかにいっちまったんだ。

 

 

もう机と椅子の距離は1mを越えた。

 

完全におかしいやろ。

 

 

コレ気付くやろ。

 

 

 

1m以上も机から離れて座ってるねんで。

 

 

 

もう出口の扉近くまで座ったまま移動してるんやで。

 

 

 

限界やで。

 

 

 

やつはもう死んでるんじゃないの

 

 

あ、彼も1m以上離れて椅子がだんだんドアに近づいてきてるよっ。

 

 

 

あーもうダメだ。

 

 

 

 

いつまでフィードバックしてんの?

 

 

 

あーもう出るわw

 

 

 

これもう出るわw

 

 

 

 

それならもういっそ・・・・・

 

 

 

「ハイ!すいません。トイレいいですか?」

 

 

 

 

「あ、時間すぎていましたね。行ってきてください。他の人もトイレ行っていいですよ。」

 

 

 

 

ホッ・・・・。

 

 

 

 

人間は考えることができる生き物だ。

 

考え、学び、行動する。

 

 

私は滝のように流れる下半身を眺めながら思う。

 

 

 

 

 

もっと、早く言っていればよかった。

 

 

 

もっと、早く言っていればよかった。

 

 

 

 

そう思いながらも若干パンツが湿ったことを後悔した。

 

 

 

 

トイレが終わって出ていこうとしたとき・・・・・

 

 

 

 

ガチャ・・

 

 

 

 

 

ふ、お前とオレとは違うぜ。

別に尿を我慢してたわけじゃないぜw

 

 

 

 

 

そう言ったような雰囲気で

 

 

大洪水のようなトイレをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さぁ今日は前回から今まで何をしてきましたか?」

 ミニスカ講師がにっこりという。

 

 

 

 

 

 

こうして、眠気と尿意とモッコリ地獄が今日もはじまる。

 

 

 

 

 

おわり(全員無視

 

 

 

PS介護指導員合格しました。

 

 

f:id:camelstation:20201129005243j:plain