ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

これって逆ナンパ?

2019-05-14 06:18:07 | 雑感
 JR駅前に大きなコープがあり、そこのイートイン・コーナーで昼飯代わりにパンを食べていたときのこと。同年配(?)と思われる女性に声をかけられました。どうやら着ていた黄色のウィンドブレーカーが目に止まったようなのです。

「シルバー人材センターで(仕事を)やっているんですか?」
「あぁ、これですか。以前、シルバー人材センターに登録したことがあって、そのときに貰ったものなんです。2500円払った登録料のお返しらしいんですが、もったいないし黄色で事故防止になるから着ているんですよ。」
「そのウィンドブレーカー、わたしも貰えるのかなぁ? いや、わたしも7月まで派遣の仕事が切れたんで(その間)登録してみようかなと・・・。
電話かなんかで仕事を紹介してくれるんでしょう?」
「電話ではなかったですね。確か、月例便りが毎月郵送されてきて、清掃の仕事とか、個人宅の家事とか、車の免許を持っていたら介護の送り迎えとか、そんな職種の募集が多かったようですよ。」
「今、やっていないんですか?」
「週に何回か決まった日に仕事となる契約なので当然、自由がきかなくなるんです。当時は、病気がちだったんで急に休みたくても周りに迷惑をかけることになるからできないんですよ。
 結局、一回も仕事せずに退会となったんですが、今は純然たるボランティアーをしてます。」
「へぇ-、仕事がなくても暮らしていけるんだ?! それじゃ年金、一杯貰っているんでしょう?」
「年金? こんなところでパンを昼飯代わりに食べているぐらいですから、年金なんて微々たるものですよ。」

 それでも彼女は笑みを絶やさず話し続けてきました。
「そのピザパン、美味しそうねぇ?! ところで今、いくつ? わたし、いくつに見える?」
どうも逆ナンパになりそうな妙な雲行きだったので、そこまでで話を切り上げることにしました。
「まぁ、すぐ近くにシルバー人材センターの事務所がありますから、詳しくはそこで聞かれたらどうですか。言っときますが、派遣よりも給金は安いですよ!」

 この出来事で思い出しました。定年退職直後の私も、何かしなければと焦って市役所にボランティアー登録したのですが一向に誘いがなく、仕方なくシルバー人材センターにも登録しました。その実、朝から飲んだくれていたのですから、どこまで本気だったのか推して知るべしだったのです。

 定年退職後に味わう深い喪失感はセカンドライフ最初の高いハードルです。あの当時から既に “空白の時間” を恐れていた、この事実だけは間違いありません。やはり、午前中だけでも現役時代と同じ生活リズムを守ること、これが一番大切なことだと思います。



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2 コメント

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Unknown (viva)
2019-05-14 18:32:44
ほうほう・・・・ナンパっぽいですね。

ハンサムだったりして。

ヒゲさんは実態とは違って、
優しく穏やかで素敵に見えたのかしらね。

でも危なかったかも知れませんが。
悪い女は、あちこちにいます。

でもその女性は・・
ヒゲさんと、
ただ親しくなりたかったのでしょうか・・

少しのお話相手くらい・・へそ曲がりのケチ!

Re. vivaさんへ (ヒゲジイ)
2019-05-14 20:12:01
vivaさん、お久しぶり!
胴上げされたはいいものの、一斉に手を引っ込められた気分です。
まぁ、こんな拙い表現力でも、
どうやらその場の雰囲気が伝わったようなので、
これはこれでイイとしましょう。
おもしろいコメントありがとうございました。

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