ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

電子カルテの落とし穴

2019-07-16 06:26:41 | 世相
 糖尿病治療のために3ヵ月に1回定期通院していますが、その県立病院での話のつづきです。ここの病院では電子カルテが採用されていて院内はすべてオンラインで繋がっています。

 受診1週間前の事前検査の日、会計の窓口でこんなやり取りがありました。
「いつもより500円高いような?! お手数ですが、調べて貰えますか?」と私。毎回の医療費はしっかり頭に入っていました。
「調べてみましたら、前回からCRPという検査項目が追加されていました。今度の診察のとき、先生にお聞きしてみられたら?」と、前々回と今回の診療明細書を手渡されました。診療明細書にはそれぞれで受けた検査項目が記録されていて、CRPの追加が一目瞭然でした。

 前回の検査以降に追加されていたということは、主治医が T 先生に交替した時期と一致します。引き継ぎがうまくいってなかったのか、あるいは検査指示書へのパソコン上での入力ミスか、そのどちらかと思われました。前回だけの検査項目のつもりだったのに検査指示書からCRPを削除しないまま、日付変更だけで発注してしまったという意味です。

  さて、翌週の受診日のこと。セカンドバックにはそれらの診療明細書をしっかり入れて臨みました。一番目に呼ばれたので診察室へ。挨拶するなり T 先生からこう切り出されました。

「検査項目にCRPが入っていたため、いつもより検査料が高くついたみたいですね?」
会計の方からちゃんと連絡が入っていたようでした。
「内視鏡検査で以前、虫垂カタルがあると言われていたので、一応経過観察のためかとも思ったんですが、念のため確認してみようと・・・。」
「経過観察というわけではないんです。CRPはルーティンの検査項目なので、ついそのまま・・・。医者は医療費に疎くてね、失礼しました。」

 かくて検査項目CRPの件は、前回の指示書の項目をそのままに日付だけ変更して発注したためとわかりました。パソコン上で言うならコピペと同じようなもので、どこにでもあり得るごく初歩的なミスです。

 日々進歩しているIT環境。電子カルテもそのひとつです。膨大な記録の保存やデータ活用には便利ではあるものの、データの変更を指示するのは人、それを入力ミスするのも確認するのも人なのです。すべて最終的には、人の記憶力が決め手になります。

 頼りない私の記憶力ではありますが、今回はそのお陰で僅かな金額で済みました。経過に変わりのない定期通院なら医療費は一定額のはずです。請求額が変わったら診療明細書を比べてみるといいでしょう。是非、心しておきたいものです。



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