ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

自助グループで内紛が!(上)

2019-09-13 08:07:23 | 自助会
「アルコホーリク・アノニマス(AA)は、経験と力と希望を分かち合って共通する問題を解決し、ほかの人たちもアルコホーリズムから回復するよう手助けしたいという共同体である。」 (AAミーティングハンドブック序文より)

 AAはたくさんの小グループからなっていますが、正確な数ははっきりしません。ルールらしきルールがないに等しいので縛りがゆるいというのが特徴で、よい意味でイイカゲン(好い加減?)な組織です。

 そのため、それぞれの小グループにチェアパースン(チェア)という世話役を置き、幅広い裁量を任せて運営されています。それだけになかには自分の天下と勘違いする者もいて、内紛になることもあるようです。

 私の属しているのもそんな小グループですが、最近つまらない内紛のために分裂が現実味を帯びてきました。小グループを脱けると言い出す人が次々出ているのです。訳を聞くと、世話役であるチェアのやり方に我慢できなくなったと言うのです。

 事の発端は、夜の部のミーティングであったある事件だそうです。チェアが依頼した他グループの司会者がヘマをやらかし、せっかくのミーティングが混乱で台無しになったそうなのです。

 後で開いた内輪の会合でチェアの責任を問う声が出たのに対し、チェアは自分一人の責任ではないと言い張り、司会した人が属す他グループの責任にまで言及したそうです。これがきっかけで、グループ間の反目にまで問題が拡大してしまったようなのです。

 件のチェアは、これまで専ら外部の人に司会を依頼してばかりで、自分自身では司会をしなかったと言います。このこともグループ内の蟠りになっていたようです。

 以上は、当事者の一方から聞いた話です。

 自分を棚に上げてエラソウに言いますが、誰がみてもこの件はチェアの責任です。ミーティング中に司会者を補佐してあげなかったことも含め、責任は自分にあったとチェア自身が潔く認めればいいだけの話です。

 その場の成り行きもあったのでしょうが、チェアは内輪の会合で自分の一部を否定されただけなのに、自分の全部を否定されたと思って、つい反発してしまったのでしょう。そのときのチェアの言い方に、私には彼の引き摺っている “認知のゆがみ” が見て取れました。

 確か彼は、断酒歴が12年だったと思います。主治医に「あなたはまだ底着きしていない」と言われたことを今だに引き摺っている人でもあります。まだまだ回復への道半ばと言ったところでしょうか。

 件のチェアには、今回の苦い事件を糧に自身の “認知のゆがみ” に気づき、それを克服する機会にしてほしいと祈るのみです。

 とは言っても、最近2週に1回は昼の部の司会を務めている私です。とても他人事とは思えません。人の集まりには内紛が付きものと言いますが、さてどうなることやら・・・。
(この稿つづく)



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