序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

老衰日記16

2020-04-09 20:05:17 | ブログ
コロナ騒動で公演の中止を決めて、ここしばらく虚脱状態が続いていたが、いよいよ非常事態宣言が発動され、本格的に国としてコロナと立ち向かう体制になったようだ。
これからは感染しない事、感染させない事を第一義に生活して行かなければならない。
要するに不要不急の外出はしない事だ。
とは言え、生活自体を大きく変える必要はワタシにはない。
元来が出不精で普段から人との関りは多い方ではないので、劇団芝居屋の稽古や仕事以外は積極的に外に出る気はなかった。
無論一応70過ぎの爺ではあるが、役者として舞台や映像に出ている以上コンディションを維持する為2時間ほどの運動はする。
軽いジョギングやウオーキングや自重運動である。
これとて車や人通りのない所を選んで歩いている。
まあ、体調の維持もあるが、公演や仕事が入るとセリフを入れなければならないので、一人でブツブツ言っている変なおじさん化がはじまる。
いい歳の私であるがそんな姿を人に見られるのは恥ずかしいのだ。
だからなるべく人目のない所を行くという次第になる。
総理の話だと、三密を避ければ体調維持のためのジョギングやランニングはOKの様なので普段と変わらずということになる。
ただ・・・と私は思った。
このまま怯えたようにコロナの終息を待つというのも、人生ケツカッチンのワタシにとって納得いかないのだ。
延期になった今公演でのワタシの役は、70過ぎてマスターズ陸上に出ることを夢見る爺であった。
ワタシは役によって肉体を創るタイプの役者である。
ので、台本の出来上がりと共のに、2月頃からその為に肉体訓練を重ねてきたが、このコロナ騒動で目標は雲散霧消。



ただこの努力を無にはしたくないので、何時まで続くかわからないこの騒動の時間を利用して更なる身体作りに挑戦してみようと決心した。
ただ、内心の決心では軟弱なワタシは直ぐにないものにしてしまう事が予想されるので、自分の退路を断つ意味でここに書き記した次第である。
次は肉体の変化をお見せできると思うが・・・報告がない場合は挫折したなとお笑いください。

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