名古屋市名東区　赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

　老－老介護となり仕事を続けられないと、仲間の赤帽さんからTELあり。ついては仕事の引継ぎを頼みたいのだが…という内容でした。とりあえずできる範囲の仕事を引き受けることになる。先月も同様の話があり、仲間の引き算ばかりだ。電話のあった仲間は先輩であり、新人の頃より仕事をよく回してもらった。この数年はやりとりはほぼありませんでしたが、三十年来の関係でしたので淋しいかぎりです。

かつて彼からの仕事で、岡山までの運送を引き受けて荷受けに行ったら、山口県の岩国まででした。朝まだき誰もいぬ錦帯橋をわたったことを思い出しました。　

感謝。

　ノートパソコンが臨終まじかとなる。スイッチをいれても起動しない。再起動を数回こころみるとポヨ～んと画像がでる。反応がメチャのろいのは使用者と同様なのだ。メーカーに修理のTELをするも、古いので修理不可とのこと。買い替えることとする。パソコンの新陳代謝は早いんですね。その点、車は修理すれば寿命が延びる。わが赤帽車は恥ずかしながら十年はすでに過ぎたロートルです。50万キロをこえても機嫌よく走ります。高速道路では80～90ｋで走り、100ｋ以上では走らないのも調子よい因か。

しかし機械はいつポッツ～ンするかわかりません…わが身どうように・・・。

　先日の引っ越しした顧客からメールがはいる。・・・電気製品が故障していると・・・

当日現場でお客さんがこれは注意して運んで・・・という指示もあり、丁寧に運んだものが・・・うごかないと。

電話で話し合う。顧客は通常の取り扱いをしてプチプチにて梱包したと。こちらは注意を受けて丁寧に運んだ。お客さんも同乗で逐一引っ越し作業を手伝ってもらいましたので、運搬の途中に破損の可能性もなしを承知しています。

しかし故障は事実ですから・・・荷物保険を適用するとどうなるか？との質問。運搬に瑕疵があれば適用し、保険手続きをしますが・・・顧客と運搬者の双方にどうにもその責は認められないので厄介だ。製品の保証期間なれば通常使用にての故障ですからメーカー保証で解決なんですが、ブツは古いのでそれもなし。

お客さんから折半にてはとの言葉もあり、結論はその場では出ずじまい。とりあえず赤帽の保険担当にTELしてあらましを連絡する。

どうなるんかなぁ～と顧客の連絡待ちでした。

本日メールあり。なんと朗報！

メーカーのお客さん相談室にに連絡し処置したら機能回復！とのこと。一件落着となりました。

この引っ越しを最後とおもってましたが、も少しやってみようか・・・なんておもってしまう。

　娘は、病院に年に一度以上は入院します。今回もいつものところへ入院した。しかしコロナ騒動より面会不可が重苦しい気分にさせる。コロナが５類になった以後も当時と同様の面会規制です。患者の様態により、または大部屋にてまわりの患者への影響・・・とかいろいろ病院側の思いはわかりますが。

　昨年末に別の病院に手術入院をした際には、付き添い歓迎で二晩付き添った。夜間の付き添いは親にとってはハードですが、障害を持った患者にとってはベストのケアーだと思います。

病院により面会付き添い規制の違いはあるのでしょう。入院は病を治すのが目的で、症状が癒えて家に帰った本人のQOL（生活の質）がダウンするのは病院の守備範囲ではないのだろう。それを取り戻すには家族のしごととなり難儀なことです。

病院は病とその症状を治すところ・・わかります。家庭は退院したものの傷んだ体・生活する気力をとりもどすところ・・・と　覚悟せないかんのだろう。

　雨の中久しぶりの引っ越しをする。

引き受けるのは階段なし、重量物なしの「軽い」引っ越しだったんですが・・・結局はアレコレでてきて２回戦となる。移動先は車で５分ですからその点は問題なしなんです・・・ジャスト２時間バッチリの基本料金にて終了。やっと赤帽の３・４月の気分を味わいました。

たまの軽い引っ越しは年に２～３度ですが、その度にこれが最後の引っ越しになるかな～と思ってやってます。今回はお客さんが相棒で、小型冷蔵庫・洗濯機・ソファーベッド・TVと台と布団その他（これが多かった）でした。これ位ならフィジカル的にもまだできますが…〇〇の冷や水になりかねないので、引っ越しはそろそろやめようかと。

すべて仕事は一期一会と思い取り組んでます。

　運送業ドライバーの残業を年960時間以内とすることとなる。違反事業者にはペナルティー・６か月以下の懲役か30円以下の罰金です。赤帽は個人事業ですから1,000時間残業しようと問題はありませんが・・・

　さて運送ドライバーの給与は他産業に比して５～15％低いという。ドライバー不足を解消するには運賃を上げる他ない。ところが、この業界では荷主の優位が強く働く。運賃値上げを言い出すことすらできぬし、先方の言い値をのまねば仕事が回ってこない…このため運送コストをおさえるために高速を使うなというような指示もあり、長時間労働が当たり前ですべてドライバーにしわ寄せの業界となった。

新聞によると、昨年の運送業社4,400の3割が「契約の打ち切りをおそれて」運賃交渉をしていなかった・・・とある。ちなみに赤帽は昨12月に運賃改正してます。

今後ジャストインタイムの配送は期待できぬ時代になるかも。それに対応できる個人運送屋が重宝されるかも・・・わかりません。

いづれにしてもいままでの「常識」が変わるということか。思えば欲しいものが即手に入る・・・ことが「非常識」なんじゃないかぁ～ともおもうんですが。意識を変えなければこれからの地球ではいきていけないか。

　名古屋別院の彼岸法要にでかけた。

彼岸法要のときには「平和展」が同時開催される。今回で35回目となる。

今回タイトルは　　真宗大谷派の海外浸出「満州開教」でした。

満州事変以後日本は「満州国」を設立した。それにつれて大谷派は、国策に沿って中国への開教の範囲を積極的に広げた。満州国は日本の傀儡（かいらい＝あやつり人形の意）国でした。そこへの教線拡大は彼国の宗教を傀儡化する目的でした。このような侵略目的の布教は真宗そのものの教えがねじまげられることを意味してました。

昭和11年の「皇軍と仏教」のパンフには、「根本仏陀の精神は自己の心身を捧げて君主と国家と一切衆生とのために盡すべきを教ゆるのであるが、その中において・・・陛下国王の恩を以て重要なりとおしゆるが故に、仏陀の精神は皇道精神を把握せるものに国体精神と一致すると・・・」

また仏教徒提携親善（昭和14）のパンフにも　聖徳太子や親鸞聖人の精神は天皇に帰依する皇道仏教の礎・・・とある。

いま思うに、どこをどうたどってこのような教えにしたのかかわかりません。

ただこのような変節をもたらした時代閉そくの感がいまに感じられるというのは杞憂でしょうか。

　もしも・・私がロシア国民であったら・・・です。

ロシアは「こちらから」見るととてつもなく恐ろしき、危険な国家になっている。反プーチンの言論をする有力なものは、毒を盛られるか、射殺される。今回の選挙でも反プーチンの候補者は登壇すらできぬ。選挙自体も闇の中でまっとうなものではない。87％を超えるプーチン支持は虚ろな数字とおもうんですが・・・でも、彼国の民の多くはかれを支持しています。

なぜ？ソ連が崩壊したのちの混乱は、国民の生活を塗炭の苦しみに陥れた。国民は胃袋を何とか満たしたくれさえすればどのような指導者でもよしとしたのか。国が乱れ弱くなった時にはひとは強き指導者を求める。その英雄に従うのは易く、服従することは幸福な気持ちにもさせる。彼に身をゆだねれば楽ちんで何も考えなくてもいいんだから・・・という。

自分がそこにいたらと思う・・・家族が食うにも困り明日をもしれぬ不安に陥れば、同様に「英雄」を求めるだろうか？他者をみることなく自分の利だけを求めるか？

幸いそのような土壇場にまでは至らぬが、もしも・・・と、自分をその場に据えて考えることは、決して無駄なことではないと思う。

　昨日赤帽軽トラのホロの付け替えをする。

廃車する仲間が、タケフジのボロホロを見るに見かねて？付け替えてもいいよとのありがたい言葉でした。

彼の家へ行くとすでにホロが外されていました。自分の赤帽車のホロを二人で外す。なんせ古いものだからすべてカチカチ。ベリベリとはがす。付け替えで一番面倒なのはホロの先端を固定する作業でした。ここがいい加減だと漏る。明日は雨100パーの予報ですからそこんところをしっかりチェツクしよう。

幌はまだ５～６年前のものだから外したモノに比すれば新品同様です！ありがとうございました。

　お得意さんへ請求書を送る。その入金が30年余にわたり「割戻金」という勝手な理由で数パーセント減額されていたらあなたならどうします？

公取委が日産に２年余の間、支払を30億円減額していたこにたいし再発防止の勧告をした・・・とのニュースです。

「割戻金」が気に入らねば「オタクの仕事はいつでもほかにまわしますよ・・・」という言外の圧力があります。このような悪習慣が払しょくされ、正規に支払われていれば賃金アップができ、消費にまわりGDPをも上がる好循環となるわけですから。

先日赤帽仕事で、町工場へ部材の引き取りに行った。積んでからのダべリングでこの間のインフレの話題となる。「随分前の見積もりだと製造加工して出荷する時、大幅な原材料の値上げ分が価格転嫁できない、加工賃の値上げもない・・・」と。こんなんが零細の実情でしょうか。

でも・・・ヘンなことはヘンと言いたい。

　廃業する仲間からボロになった私の赤帽車のホロをつけかえませんか・・・とのありがたいオファーがありました。雨漏りの補修もそろそろ限界と思っていたので渡りに船となる。ちかじか付け替えすることとなりました。かれの赤帽車は廃車するので、必要なパーツは交換してもよいのだ。

しかし幌の付け替え作業は未経験ゾーンです。いいかげんに取り付けて高速走行時にホロが吹っ飛んだでは悲惨です。ホロの先端の止め具合をしっかり見てみました。まぁ～なんとかなりそうだな・・・という結果です。

近じか天気の良い日をえらんで作業です・・・さて結果はいかなることになるか？・・・ワクワクとだいじょうぶかなぁあの半はんです。

　近じか赤帽を廃業する友と喫茶店で話しあう。

彼の持ってる仕事の一つを引き継ぐためでもある。自分が「大きい」仕事、長時間の運送等はできぬのをよく知っている。引き継の運送仕事も、月に１～２回程度で短時間にて終了するこちらに都合のよいものでした。その後はあれこれバナシ。彼は私とほぼ同年齢。前の会社を早期退職しこの仕事についたと。二十数年間大過なく赤帽終了・・・ごお疲れさまでした。

この間仲間の廃業が続く。仕事上の付き合いがある人が減少するのは、運送依頼の重なったときなどに、外注するのが困難となる・・・が、自分の仕事自体が年齢に比例して減少であるからして・・・さしては困らぬか。でも淋し。

　日めくり法語「一語一遇」（東本願寺）に？？があった。「これからが　これまでを決める」・・・と。

通常「これまでが　これからを決める」なら、そうだなぁ～でおわる。

今まで為してきた努力とか、自分の過ち、習慣等の集積が、自分のこれから未来が良くも悪くも開かれていく・・・というような。

いままでの自分の良き行いが未来に良き結果をもたらす・・・という。善因善果、または逆に悪因悪果の世界です。イマフウにいえば「自己責任」です。

しかし、「念仏往生の本願」に仏縁によってであい念仏もうせば、これまでの　いし・かわら・つぶてのようなわれらは　瓦礫（がれき）変じて金となる・・・ような転回をなすという。

　ただいま今日からがすべてで、過ぎ去ったことなどはもういいんです。

念仏もうすものには「これからが　これまでを決める」というは、腑に落ちることなのでしょう。

　悩みの確定申告の所得税分は、やってみれば割と早くできた。思えば当然である。なんせ売り上げ・経費分等がやたら減少してるから電卓をたたく時間が短い。

しかし今年度から消費税の申告書を作成せねばならん。送られた確定申告書類中の通常の消費税の手引きをみると、目の回るような複雑・怪奇の書類です。幸い簡易課税でなおかつ２割特例なので作成書類も複雑ではないようだ。ところがその２割特例の手引書がはいっていません。税務署に尋ねると・・・あ、そうですか・・・です。パソコン・スマホ納税ですか？・・いいえ手書きです・・早急に郵送してください・・・と電話を切る。

e-taxが前提のような物言いでした。

郵送を待つのもシャクなので、パソコン等で２割特例課税を開きコツコツ計算してみた。今年度は10月～12月の３か月分だけの納税だが、結果ア～あでした。来年度は単純計算すれば、今回の４倍となる。

老齢者のたいしたものでない売り上げにこの額かとまたため息。

　また確定申告の季節となる。きぶんが重くなる。アナログですので計算機をたたき続ける。計算まちがい、意味不明が多い。すべてわからぬ時には税務署に電話を何度も。ましてや・・・である。今回からは消費税を納めるべくインボイス計算が待ち受ける。頭の回転は着実にノロクなっているので対応できるかしら・・・という思いです。まだ申告書は来ていないのでとりあえず売り上げと経費計算。営業収入は昨年より微減というところか。金輪際売り上げが上がる歳でもないので、納得というところです。でも昨年と異なるのは、所得税は出ぬものの、消費税がガッンとくることか。