さわやか易

人生も歴史もドラマとして描いております。易の法則とともに考えると現代がかかえる難問題の解決法が見えてきます。(猶興)

(9)~ウィルソン大統領~

2020-07-09 | アメリカを支配する者たち

 

親分、今日は新しい金融システムを築くために、ユダヤ系金融家たちが指名する大統領の話ですね。


その前にアメリカの大統領がどうやって選出されるかを知らなくてはいけないな。当時、今から百年前のことだが、既に共和党と民主党の2大政党が競い合う体制が出来ていたんだな。大抵はどこかの州知事が候補になるんだが、選挙に勝つためには莫大な資金が必要だったし、大々的に宣伝してくれるメディアが鍵を握っていたんだ。それは今と殆ど変わりはないんだ。


やはりメディアですね。じゃあ、そのメディアを味方につけた方が勝つんですね。


それが以前から大メディアの出資者、オーナーは全てと言っていいほど、ユダヤ系が占めているんだ。金融家たちのグループなんだよ。つまりは、金融家たちが指名すればほぼ間違いなく選挙に勝てるという訳だ。そして、金融家たちが指名したのが、東海岸にあるニュージャージー州の知事だったウッドロー・ウィルソンだった。

 

何が決め手になったんでしょうか?

 

大統領としての資質などとともに、指示通りに動くかとか強み弱みまで調べ上げた結果、最も相応しいと白羽の矢を立てたんだろう。

 

金融家たちの推薦なら、それで決まりなんですか?

 

いや、そう簡単ではないんだ。そこで、確実に当選させるためにある工作をしたんだ。

 

どんな工作でしょうか?

 

それはな、相手は前期大統領で共和党のタクトなんだ。通常だとそのまま2期目で当選するんだが、共和党を二つに分裂させることにしたんだ。共和党のその前の大統領がセオドア・ルーズベルトで国民的人気があったんだ。もう引退していたセオドア・ルーズベルトを担ぎ出して、進歩党として再び立候補させたんだな。多分、莫大な金の力なんだろう。

 

成程、そうすれば、二つに割れた方が負けちゃいますよね。いろんな方法があるんですね。


しかも、そういう工作が解らないように、金融家たちはそれぞれ3人に選挙資金を出して選挙運動をしているんだ。大統領選挙は当時も国を挙げての大イベントだったから接戦で盛り上がるように仕組んでいるんだよ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィルソン大統領(1856~1924)

 

政治の世界では裏で何が起こっているか解らないものですね。大統領といっても、そういう支配者たちに操られている役者に過ぎませんね。結局金融家たちが操っているんでしょ。ところで、メディアのオーナーは当時からユダヤ系と言われましたが、それも金融家たちの勢力だったんですか?

 

そうだと思うよ。医者、学者、弁護士、銀行家、知的な職業にはユダヤ人が多いんだ。筆一本で勝負出来る新聞なんかは一番向いていた職業なんだよな。

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