うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

世の中が大変なとき、子供たちは

2020年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム
子供たちも世相の影響を受ける。というより子供のほうがより強い影響を心に受けている。物心ついてから14歳ぐらいまでの間に経験したことは、その後の経験よりもより深く心に刻まれる(と言われているし、自分自身そんな感じがする)。

そんなことを思いついたのは、先般トイレットペーパーの買い占めがおこり、商店の棚が空になったというニュースを目にした(というか自分でも見たけど)からだ。僕と同世代の人たちは、これと同じような混乱を、子供の頃に見聞きしているはずだ。

自分の経験から言っても、子供たちはテレビや新聞などを通じ、(大人になったいまの自分から見ると)意外なほど世の中の色々な情報をつかんでいる。わからないことはもちろんあるのだが、それがなんとなくいいことなのか悪いことなのかも、漠然と判断して把握している。

 あとから知ったこともあるとは思うが、あの年の秋から暮れ、そして年が明けて暖かくなるころまでを思い出すと、なんとなく暗い、不安な世相、という印象が残っている。秋口に中東で戦争が起こり、石油の値段が急騰した。そのほかの諸物価も短期間で急速に上がった。変なことを覚えているといわれそうだが、近所のガソリンスタンドの値札が、春には50円ぐらいだったものが100円ぐらいになった。たしか自販機のジュースも同じぐらい上がったと思う。これは耳で覚えているが、明治のお菓子(「カ~ル」)も、50円から80円に、更に100円になった。母が嘆いていたのをよく覚えている。

そういうインフレって、今はいくら日銀が頑張っても起こせないぐらいなので、ちょっと実感するのが難しいかもしれない。消費増税前の駆け込み需要が日々起きているようなものか。。当時の人にとってもそれは、未曽有の社会的混乱に映った、というより混乱そのものだったのだろう。

とはいえ、せいぜいお小遣いでお菓子やプラモデルを買ったりする程度の経済活動しかしていない子供には、関係ないといえば関係がない。僕らはふつうに毎日遊んでいたし、暮らしに困るようなこともなかった。僕が覚えているのは、春にお父さんの転勤で九州に引っ越してしまう友達と、残された時間を惜しむように一生懸命遊んでいたことだ。
まあ自分たちは恵まれていたんだ、ということなのかもしれないけど。

いまの子供たち(生憎身の回りにそういう小さな子たちはいないけど)も、色々と世の中が混乱している様子を、身をもって体感していることだろう。ただ願わくば、彼らなりになにか楽しいことを見つけて、その思い出を心に刻み込んでくれればな、と思う。
今日はあまり推敲しないでこのままアップします。。あとで読み返して書き直すかも。。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なごり雪 | トップ | Bluetooth トランスミッター »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事