蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

令和元年 東日本台風 災害ボランティア再開

2020年06月05日 11時03分24秒 | 日記

コロナウイルス感染症拡大防止のため
昨年度から休止していた災害ボランティアが
緊急事態宣言解除を受け再開。

令和元年 東日本台風

長野県も大きな被害に見舞われ
長野市も千曲川が決壊!

あの千曲川が決壊?!

衝撃が走った。

長沼地区の穂保、赤沼、松代などで
住宅や神社も流され多くの住宅が浸水( ;∀;)

大勢の市民が避難所生活を余儀なくされた。

マンパワーで復興を!

全国各地からボランティアの方々が訪れ
土砂運搬、浸水家屋の整備に協力してくださって・・・

けど、災害規模が大きくて
完全復興にはまだまだ時間がかかりそう・・・

そんな中、コロナウイルスが襲来し
復興への足枷になってしまった💦

私もコロナへの対応に追われ
被災者や被災地のことが
頭からぽっかり抜け落ちている時も・・・

目の前のことに追われる典型的な例だねー

夢幻キッズの保護者の中に
被災地支援に携わり続けている方がいる。

キッズクラスのオンラインレッスン中に
一分間スピーチ「今週の出来事」を行った時
キッズの一人が

 赤沼地区にボランティアに行ってきたよ
 ガレキがいっぱいあって・・・
 畑に作物を植えたの
 被災者の人に食べてもらうために

淡々と話す言葉のはしはしに
衝撃と悲しさが滲んでいた(ように思った)

復興にはマンパワーが必要不可欠

全国から大勢のボランティアが応援に駆けつけてくれて
夢幻理事T氏は、何度も被災ボランティアに訪れ
大学生もボランティアに精を出してくれて・・・
が、私はやるべき仕事に追われる日々ー

予定していた公演を無料に変更して
募金箱を設置し義援金を集めて
寄付をさせていただくのが精一杯💦

後ろめたさを感じながらも
創立20周年記念公演の成功を目指して
寸暇を惜しむ日々だった。

生きていると色々な出来事がふりかかってくる。

何を一番手にするべきか・・・

優先順位とバランス感覚が大事だよね。

目の前のことだけでなく
全体状況を見渡せる眼と
未来を想像する眼を持ちたい。

 

水害の歴史は人類の歴史―

人は水がなければ生きていけない。

だから川のそばに町や村をつくる。

車がなかった時代は
大きな荷を船で運搬していたため
川のそばに町や城が造られた。

水害は昔から川につきもので
人間は知恵を働かせて
水路や堤防をつくって
水害から身を守る工夫をしてきた。

今も昔も、材質や工法は異なれども
自然災害と向き合っているのは同じだね。

昨日のBlogに記載した北斎ホールシアター2020では
水路開発や築城で名を馳せた戦国武将の一人
福島正則公を描く予定。

小布施町(須坂市も)は、暴れ川の氾濫で
苦しんだ歴史がある。

歴史は過去の物語ではなく
今に引き継がれ、未来に続いていくー

歴史を知るとは
現在を知り、未来を知ること。

お勉強だと思うと億劫になるけど
自分に関係があることだと思えば
興味も湧いてくるじゃないかなー

史実を舞台化する理由はコレ!

歴史と現代がつながる舞台をつくっていきたい―

 

長野県内はコロナ感染者数が0人を更新中。

どうかこのまま終息に向かってくれますように・・・

うん・・・そんな簡単なことではないことは百も承知。

それでも祈る。

太古の昔から人間は
大自然の営みに対して
祈りで苦難を乗り越えてきたのだから。

・・・・・・

花火が中止になったり、ご開帳が延期になったり
コロナ拡散防止を一番手に考えれば当然だけど
そもそもの始まりを考えると・・・うーむ・・・

などと色々考えながら
被災地の状況をネットで調べていたところ
助成金情報が見つかったので
ここに転載しておきます。

●ボランティア活動振興事業助成金
 https://www.csw-naganocity.or.jp/page-gs/service/nvc/gs266
 申請期間:7月6日(月)~7月26日(日)
 助成対象期間:8月9日(日)~2月28日(日)
 お問い合わせ:長野市ボランティアセンター
        電話:026-227-3707

助成金額や僅かだけど、必要な方に情報が届きますように・・・

被災地にもりんごの白い花が咲き始めた。

植物の生きる力、再生能力に感動する日々――



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