蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

職業訓練センター 就職支援講座 VOL.3

2020年07月22日 23時34分14秒 | 日記

昨日は中野市職業訓練センター就職支援講座の日。

講座3日目は、「会社で求められる人物像」の
エチュード(即興劇)発表がメイン。

先週は、2チームに分かれてグループワークを行った。
テーマを決めそのテーマに沿って
これまで体験した出来事をディスカッション。

そして先週の講座終了時、受講生の皆さんに
下記の宿題を出した。

 テーマに沿った出来事を一つに絞り
 5W1Hを明確にしてエチュードの流れをつくる

難しいって思う人もいるかもしれない。

けど、何人かで寄り合えば
出来ちゃうものなんだよねー

「三人寄れば文殊の知恵」っていうけど・・・

これは、凡人も3人集まって相談すれば
素晴らしい知恵が出るものだ、という意味。

あ、自分は凡人じゃないと思っている方がいたらごめんなさい💦

要するに・・・

自分一人で考えるより
他者の知恵を借りたり
意見交換で刺激を受けると
閃きがやって来る確率が上がるのです。

私はよくあるのよね、コレ。

エチュードの発表前に
ストレッチ・筋トレ・発声・滑舌を行い
簡単なエチュードをつくってもらった。

これ、発表前の準備運動のようなもの。

エチュードの良さは
その瞬間に感じた感情と言葉が
リアルに発動、発語すること。

早速チーム練習に入り、まず考えてきた路線で
実際に演じていただいた。

まとまっていて、起承転結はあるけど
面白さに欠ける。

台本らしきものも考えてきてくれたようで
言葉が書き言葉、話し言葉にならない。

書き起こした言葉を、自分の言葉にするには
練習が必要なんだよねー

役者の仕事がそれ。

なので、台本に沿って演じる場合は
繰り返し稽古が必要だ。


けど、エチュードの場合、大切にしたいのは「即興性」
用意した言葉に囚われず、その瞬間思ったことを
声に出した方がいい。

場、時間、役設定、出来事
始まりと終わりが明確なら
誰でも出来るのが即興劇の良さ。

いわゆる“ごっこ”遊びですね。

子どもの頃、おままごとを
やったことがある人ならわかるかと。

おままごと遊びは、役と場所だけ決めて
やったんじゃないかな?

大人になると恥ずかしさも手伝って
自由に発語することが難しかったりするが
今回のチームは、ちょっとアドバイスをしただけで
劇的に面白くなった。

事務員のコニタンに発表を見学していただいたところ

 クオリティが高くて驚きました~
 面白かった!
 皆さん、とても上手で本当にびっくり!

というご感想をいただいた。

この講座は、介護職を目指す人たちが受講している。

介護をやってみたいと思う人って
優しくて協調性のある人が多い気がする。

70歳近い方もいるのに、皆さん素直に
楽しみながら取り組んでくれている。

 この発表、一生忘れないと思います!

と感想を述べてくれた受講生がいたけれど
他の方々も同じなんじゃないかなー

劇を演じることって日常あまりないことだから
とても印象に残るんだよね。

つまり「会社で求められる人物像」の劇発表をすれば
社会人として必要なことを一生忘れない、ということになる♪

そして、何よりも発表をするために
否が応でもチームメイトとコミュニケーションを
取らざるを得ない。
その結果、受講生同士の繋がりが深まる、というわけ(^^♪

皆さん、お疲れ様でした!

今回の講座も良い方向に進んでます。

来週はこの講座の最終日。

最終日はプレゼンをしていただく予定。

楽しみです💛

 

しかしながら・・・

台本の進みが悪い。。

何としても今週中に書き上げねばなりませぬ!

がんばろー!



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