Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

一億画素を現像するのに必要なPCとモニター

2019年11月22日 | ケント白石の科学的写真術講座
一億画素を現像するのに必要なPCとモニター
写真の世界は一億画素迄ついに到達しましたが…現像するPCとモニター環境はどうすべきか?
ここで書きますことはあくまでも僕の個人的な意見・感想です。ここは僕のブログですから好き勝手に書かせて頂きますが、特定の方を中傷非難するつもりは毛頭ありません。あくまでも自分が感じた事、思っていることを書かせて頂くだけです。しかしもしお気に障りましたら、どうか笑ってお許し下さい! 宜しくお願い申し上げます。


北海道美瑛町 珈琲専門店「北工房」にて。 
カメラ:FUJIFILM GFX100. レンズ:FUJINON GF23mmF4 R LM WR:焦点距離18mm相当(35mm判換算)

上の写真は画素数が一億画素のカメラで撮影した、撮って出しそのままですが…Jpegで約50MBあります。一億画素の世界ではそれが普通になります。もしこの写真のRAWデータの現像、さらには16bitのTiff画像を扱うとなりますと、RAWデータが200MB、Tiffなら600MBにもなります。

せっかくカメラを買っても、PCが追い付かないと「使えない!」と嘆くことになります。

ではどんなPCが必要でしょうか?
30万円もする高価なPCを買う必要があるのでしょうか???

実は4K映像の編集をしないのなら、自作すれば、そんなに費用がかからずにすみます。

僕が今年作ったKent-PCは、今現在(2019年11月22日)の部品価格代金+消費税込みで=18万7,723円で作れます。もちろん一億画素でも快適に現像できます!!

しかももし、8Kモニターはもちろん、10bit-Colorでモニターを使う必要がないなら、高級なグラボは必要ないのでそれを換え、電源の出力を少し下げればぐっと安くなり、12万9,614円(税込み)。
なんと13万円切って高性能なマシンです‼ さらに予算が厳しい方でも、サクサク現像できるマシンが…合計 10万6,576円(税込み)で作れます(PC部品価格が2019年11月23日現在)。

写真家にとってPCは自作する時代です。
なぜなら、今はPCパーツ部品が安価に買えます。また数年後には、色々な規格が大きく変わってしまい、作り直すか買いなおす必要がありますので、毎回大金を投じるのは馬鹿げていると思います。

30万円以上するPCを買うくらいなら、その余分なお金で、EIZOのColorEdgeシリーズのモニターを買いましょう。それこそ良いモニターは最低でも10年以上~20年近く使えます。十分投資に見合います。

それこそいくら高画素のカメラを買っても、色を見るのはモニターです。
そのモニターが正しい色を表現できないなら…何のための高画素カメラか??? いやそれ以上に、その高画素を現像する意味は?????
それなら…Jpeg撮って出しで使えば良いのでは?
僕はそう思います。

ところでもう一つ、PCを自作する理由が電源です。

市販のPCを買いますと、電源が貧弱なモノが多いです。
それは素人の人達が電源の大切さを知らないからです。電源が弱いと、音は大きくなり、熱は出る、動作も不安定になり、結果壊れやすくなります。

BTOショップで買っても、やはり商売ですから、結局はもうけを出すために大量に安く仕入れた電源を売る場合も多く、高級な電源はそもそも選択肢に無い場合が結構あります。

ケントが自作PCで最も重視するのが電源です!!
最低600W以上、しかもPlatinum(プラチナ)クラスレベルがお勧めです。

特に筐体が小さいなら、
尚更、高効率な高級電源を選ぶのが間違い無い選択です。

★本日の大切な一言。
PCを自作する者は電源を重視する!
覚えておいてください。


貼付写真は、今現在、写真講座で使用しているKent-PCと3台のモニターです。
この3台のモニターを同時に、奥に見える小さな緑の筐体のKent-PCが楽々駆動させてます…笑!
向かって左から、
★BenQ PV270
★EIZO ColorEdge CG2420-Z(BK) 
現像に使うのはこのモニターです。またケント号(キャンピングカー)にもこのモニターを積んで走り、撮影現場で現像しています。
★DELL UP3218K (8K)
現像した作品を8Kの高解像度で必ず確認しています。

現像するのに、色々なモニターを自分で買って使ってみましたが…
僕がお勧めするモニターは、最終的には、国内で生産している、EIZOのColorEdgeシリーズが唯一のお勧めです。

このモニター以外では「色」が信用できません!!
AdobeRGB 100%とか、そんな言葉に惑わされてはいけません。そもそも画面の中心部分しか正しい色を表示できないモニターが多く、そこだけがAdobeRGB 100%です…笑。周囲迄きちんと計測していませんし、実際は色ムラが酷いモノが少なくありません。

もしあなたが一流の仕事をしたいなら、選択の余地はありません。
写真現像に使用するモニターはEIZO ColorEdge


「ケント白石の科学的写真術講座」では、
自作PCやモニターについても詳しく解説しています。すでに数名の方が初めての自作で、僕と同じマシンを作っています。誰でももちろん女性でも、プラモデルより簡単に作れます!!
挑戦してみましょう!!!!!



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ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まれなくても結構ですよ!…笑。

ケント講座の人気講義の一つ「動画講義」をちょっとだけご覧に入れます。
以前ある方に、数枚の素人写真を見せられまして…「これらの写真の中から3枚選んで、現像と解説をして下さい…。」そのようにお願いされました。講座の中で詳しく講義しているんですが…写真にとって最も大切な「訴求ポイントと絵心」の話にも繋がりますので、ぜひご覧ください。

『絵心で駄作を作品にする!』(約12分間)


2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


さらに講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。そして…僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!

さらに2019年7月の第4回目「撮りフェス」では、DELL 8KモニターとEIZOの最新高画質モニターを同時に展示したモニター講演を開催。
日本が世界に誇る、精度が高く経年劣化に強いEIZOモニターと、世界唯一のプロが使用出来るDELL 8Kモニターを、贅沢にも2台並べて展示講習会を開きました。
(#^.^#)
撮りフェス初日『写真現像・印刷に関するモニター講座』
撮影:Nao Akimoto


そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。
『ケント白石の科学的写真術講座』

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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.


Apple - WWDC - Blue Pond in Biei,Hokkaido

The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


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