大きな声を出して泣き続ける母 | 小春日和。ポンコツ未婚娘と認知症実母の日常

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2014年7月。母はアルツハイマー型認知症と診断されました。
アラフォー独身(非正規雇用)。アルツハイマーの母との2人で細々と暮らしております。
介護、非正規雇用、独身、色んな不安材料に挟まれた日々を書きつづります。(追記)2019年レビー小体型認知症と再診断。

前回のブログにコメント、アドバイスありがとうございます。
返信を怠ってしまい申し訳ありません。

鼻からチューブを入れて栄養を入れる事。
医師には鼻から栄養を入れる事で体は元気になるとは言われました。
ただ飲み込む力がなくなっている今、鼻にチューブを入れたら多分もう口から食べる事は難しいと言われました。
一度栄養を入れて回復をみて食べれるようになる可能性がなくはないが、レビー小体型認知症なので将来的には食べられなくなると。
同じ病室内で鼻にチューブが入っている患者さんがいます。
目も開けずただ息をしているだけです。
今日は痰が絡んだのかとても苦しそうにしていました。
しかし母の隣のベッドの患者さんが看護師さんとずっと話をしていて、なんであんなに苦しそうにしているのに話を中断して痰を吸引しに行ってくれないのか不信感しか湧きませんでした。
母の隣のベッドの患者さんは認知症ではなくパーキンソン病で入院をされていてリハビリの結果回復してきているらしくご本人は明るく頭もはっきりしてらっしゃるので看護師さんとのお話するのが楽しいようです。
でもね。明らかに苦しそうにしている患者さんが同じ病室にいるのに話するのをやめようとしないのはどうなの?

鼻からチューブを入れている患者さんが苦しそうにしてから数分後やっと話が終わり看護師さんは痰の吸引処置をしました。

この対応を見てきっと母の食事介助も期待したほどやってはくれていなかったのだと感じました。
1ヶ月。休みの日にしか介助に行かなかった自分を後悔してやみません。

今月は17時で上がらせてもらうよう店長に希望を出してみます。
出来るだけ夕飯だけでも毎日介助に行きたい。

口を開けてくれないのは口がこわばっているのではないかとネットで口のマッサージの情報を見て
口腔内用ウエットティッシュ、ビニール手袋を持って今日13時半に病院に行きました。

病室に入ると母は声を出して泣いており
声をかけても体をさすっても泣きやみませんでした。
やっと絞り出した声で
「もうやだよ…もうやめてよ…」と弱々しく一言二言。
あとは大きな声を出して泣き続ける。

この姿を見て、あぁ…やっぱり延命処置は可哀想だと感じてしまいました。
30分ぐらいしてオムツ交換の時間になり、オムツ交換している間病室から出ていましたが
オムツ交換の時も「痛い…痛いよ!」と泣いていました。
看護師さんが「終わりましたよ」と声をかけてくれベッドの側に戻ると母は大人しくなって眠っていました。

しばらくすると別の看護師さんが来て
今日の母の状態を教えてくれました。
相変わらず食べてくれません。昨日の夜は口には入ったものの病室に来てから吐き出してしまった、と。
覚醒している時間はほぼなくずっと眠っています。

明らかに日に日に弱っていく母。
眠っている母に声をかけました
「お母さん、お口拭こうか」
目を瞑りながらも頷く母。
口腔内用ウエットティッシュで乾いた唇湿らせていきました。
唇の端に血の塊らしきものが付着していたので
「唇切ったのかな、痛くない?」と聞くと弱々しく「…わかりません…」
ゆっくり口の中に指を入れて口の中を拭き始めました。
「口の中マッサージするね。気持ちいいからね」と声をかけている間も母の目は開く事はありません。
口が少し空いたので口の内側も拭き取りました。

その後も覚醒する事はなく一旦家に帰って夕方出直す事にしました。

17時半に再面会。
看護師さん「夕飯勧めたんだけれどやはり食べないので薬と栄養剤だけ飲ませてあります。食事お部屋持っていきますか?」
食事を病室に運んでもらいました。
刻み食からペーストになっていました。
体を起こしても目を開けない母。
顔を筋肉のこわばりを柔らかくしようとマッサージをして素人覚えながらも唾液腺を刺激してみました。
唇のこわばりを少しずつほぐし口は少し空きましたが、覚醒しません。
声かけに少し頷いたので口に入れようとしても覚醒していないので口に入りません。
お茶飲もうか、と声かけて頷いたのでコップを口につけても口に入っていかず流れてしまいます。
1時間半、粘りましたが覚醒しないので夕飯介助諦めました。

覚醒しないのは薬のせいなのか病状の進行なのか。
覚醒しない事には食事介助も無理です。