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(古郷や 臍の緒に泣 としのくれ~『八大龍王 雨やめたまへ』~「芭蕉~仲間と作り上げた世界」『芭蕉翁記念館』

2020年07月21日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
『時により 過ぐれば民のなげきなり 八大龍王
     雨やめたまへ』(源実朝)『金槐和歌集』




「建暦元年七月.洪水天に漫り土民愁歎せむ
ことを思ひて一人本尊に向かひ奉り.いささか
祈念を致して云はく~~(鎌倉幕府第三代将軍)



日本列島⇒梅雨前線とそこに向かって流れ込む
湿った空気の影響で四国から東海.関東にかけて
局地的に大雨の.警戒が必要.河川の増水.氾濫の
危険性が増すと考えられ十分.御注意下さい!



『大海 の磯もとどろに寄する 波破れて砕けて
       裂けて散るかも』(源 実朝)

『城跡や 古井の清水 まづ 訪はん』
         (芭蕉)『笈の小文』

週が変われば盛夏をもたらす太平洋高気圧が
西日本まで張り出し九州から東海では晴れる日が
増え⇒梅雨明けとなる所もありそうです
(熱中症)にも万全な対策が必要ですね!



四方を山に囲まれた盆地で藤堂藩の城下町!



藩主藤堂高虎公は慶長13年(1608)伊予から伊賀
伊勢へと転封.伊賀国10万石.伊勢国の内10万石
伊予国の内2万石を与えられ津に本城.伊賀上野は
支城とし城代家老が執政を行ったとされていますね



『古郷や臍の緒に泣としのくれ』「笈の小文」の
旅で故郷伊賀の実家へ帰った芭蕉が自らの臍の緒を
見て 今は亡き父母の慈愛の情も懐かしい芭蕉の
故郷~伊賀上野ですね!



芭蕉生誕の地.生家は改修工事の為一時閉館され
現在非公開になっています(令和3年3月迄)



俳聖芭蕉翁を顕彰する事業の一つ神部滿之助氏の
篤志寄付にて昭和34年(1959)に建てられ芭蕉翁
記念館では「芭蕉~仲間と作り上げた世界~」
夏の企画展が催されています(上野公園内)



新型コロナウイルス感染症拡大防止の為.期間の
大部分を休館していた前企画展の一部を残して
展示されています



(来館されるお客様へのご協力のお願い)
感染症予防対策への取り組みも徹底されていて
記念館入口に消毒用アルコールを設置
多くの人が触れられる箇所は清掃を強化や
展示室内が混み合わない様.入場の制限や
館内環境に配慮します
お客様及びスタッフへの感染防止の為
スタッフはマスクを着用して対応します



「芭蕉~仲間と作り上げた世界~」『記念館』には
「芭蕉翁紀行足跡図」「野ざらしの旅(甲子吟行)
「鹿島詣」「笈の小文の旅」「更科の旅」
「おくのほそ道の旅」5つの旅の足跡が分かる様に
電光パネルが設置されています!



「作品などからは 近江や伊賀の人たちに芭蕉が
心を許していたのが分かる」(学芸員.服部温子さん)



奥の細道等で知られる芭蕉は旅を通して伊賀や近江
江戸等各地の俳諧仲間と交流し作品を作り続け
「芭蕉~仲間と作り上げた世界~」が展開されて
江戸の門人.杉山杉風に宛てた芭蕉直筆の書簡も
展示されています



『芭蕉翁記念館』~館内の(芭蕉文庫)には芭蕉の
真蹟をはじめ近世から現代に至る連歌~俳諧に
関する資料等が数多く保存されています



芭蕉筆 猿蓑歌仙・「市中は」歌仙巻子
芭蕉筆 万菊丸いびきの図
芭蕉筆「旅人と・・」発句色紙
芭蕉筆 梅人画・破笠画芭蕉翁肖像



芭蕉筆「古里や・・・」句切.等々



一昨年の事になりますが『芭蕉翁記念館』内で
(草仮名)を多く交えた『芭蕉筆』の発句.色紙を
解せんものと(苦心惨憺)途方に暮れていたら
ボランティア.ガイドをされている(いがうえの
語り部)顧問の百上進一さんが近づいて来られ
懇切丁寧に説明を受けた次第です



当時は百上進一さんの好意に誘われ蝉時雨に癒され
芭蕉翁の旅姿を模したものとされる(俳聖殿)
御一緒にさせて頂き⇒平成22年に国の重要文化財に
指定された俳聖殿を仰ぎ芭蕉翁の面影を偲いだものです



上層の屋根が笠.下部が顔.下層のひさしは蓑と衣姿
堂は脚部.回廊の柱は杖と脚を~~下層八角形平面
上層円形平面の木造建築・屋根は桧皮葺!
俳聖殿の内部には芭蕉祭当日に表彰される顕詠俳句
特選句が飾られていました!



『古郷や臍の緒に泣としのくれ』(芭蕉)『笈の小文』



「代々の賢き人々も.古郷はわすれがたきものに
おもほへ侍るよし。我今は.はじめの老も四とせ
過て.何事につけても昔のなつかしきまゝに、、、



『時により 過ぐれば民のなげきなり 八大龍王
     雨やめたまへ』(源実朝)『金槐和歌集』


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