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大本営も大変だが、その上の大本営も大変な状況

2020-02-22 17:01:21 | 欧州情勢複雑怪奇

極東ではコロナ騒ぎが注目を集めっぱなしだけど、ユーラシアの西の方ではシリア問題が大詰め。

だもんで、またぞろイギリス諜報+メディアが大活躍で問題を「人道問題」にしようとしている。シリア国に勝手に攻め込んで敗北している状況だというのを必死になって隠して、話をそらしてるわけですね。

でもって、長い長い間かこってきた、イスラム同胞団→洗脳工作→傭兵(テロリスト)というリクルートシステムを壊されることをなんとしても拒否しようとしている。

と、そういう難しい局面なわけですが、それはまた別途書くとして、さっきtwitter上で拾った画像を貼り付けておきたい。妙に才能のある人っているんだよなぁとそこは感心。「科学戦制し亜州盟主の威風堂々」というのが泣かせる(笑)。

画像

大本営が勝手な話を作って国民を鼓舞するスタイルは不滅なんだろうか。しかし犠牲になる可能性はより多く一般国民にあるわけで、いいのかそれで、と思うわけだけど、いやしかしどうやって変化していけるのかが見えない。

となると、日本はダメだ、という話に落ち着きそうになるけど、基本的に、「大本営」が話を作って一般国民を弾丸の標的に晒すというのは、多くの国にみられ、とりわけイギリス、ドイツ、最終的にはドイツが顕著だと思うな。

アメリカがやや違うのは、もっと狡いといえば狡くて、イギリス・ドイツが作った路線の上に米帝を存在させたわけだけど、でも、アメリカを戦場にしないし、アメリカ国民が死ぬことも基本的に避けたい。ここだけは守ってる。

守れなかったのはベトナム戦争で、あそこからthe West首脳が「反省」したのは、一般アメリカ人を徴兵すると反対されてエライ目にあう、ではないのだろうか。

(その意味で、このあたりのアメリカ人はかなり民主的だったと言えるでしょう。自分たちの戦争を自分たちが止めさせるという意識があった)

それが、次のフェーズでの、ムスリムを使ったムジャヒディーンの大量リクルートに繋がり、今に続く、止められないテロリスト養成システムの導入となった、と。

で、「The West大本営」が話を用意して、洗脳ユニットがリクルートを進め、あたかも偶然起こったように事件が続き、アメリカは知らん顔して兵器をガンガン送り付けてみたり、洗脳ユニットで出来上がった一般人に軍事トレーニングをする、と。

 

1982年において、アフガニスタンのムジャヒディーンは、レーガン大統領がスペースシャトルの打ち上げを捧げるほどに大事な大事な仲間だった。

自由のために戦うムジャヒディーンにこれを捧げますと、マジな顔でレーガンが語ってる動画。

Ronald Reagan dedicates the Space Shuttle Columbia to the Taliban

 

今見ると、いやぁ、凄まじいばかりの馬鹿さ加減。これがつまり「The West大本営」の発表なわけですよね。本業が役者の人がやってるというのも皮肉な話。

そして当時のアメリカ人も属国民はこぞってムジャヒディーンを応援して、そこからタリバンが生まれる、と。ランボーとか見てみんな応援してた。

そこから40年経って考えてみるに、ソ連は少なくとも軍事的には決着をつけて、過激派イスラムが伸長しないようにしてアフガンを去ったが、アメリカにはもうそれはできない。

ボルカー:ペトロダラー→アフガン→ソ連崩壊→911→今ここ

何しに行ったのかも、何で兵隊が死に、アフガンの子どもたちが死ななければならなかったのか誰にも何がなんだかさっぱりわからない戦争をダラダラと今年で19年やっているけど、まだ終われない。

アフガニスタンの人の生活水準の著しい遅れをどう考えたらいいのかも、もう誰も責任なんか取れない壮絶なスケールの破壊がそこにある。しかし、それでthe West大本営が反省するかといえばさにあらず、イラク、リビアを破壊し、ウクライナ、シリアを狙って、さらに破壊を続ければいいじゃないか!!と永久戦争を試み、今もまだ終わってない。一極支配妄想の下に、世界を食い尽くそう運動をしている。

昔は、私の記憶が正しければ、確か、「アルカイダ」というのは敵の名前だったのだが、今シリアでトルコがそれを庇い続け、それを英国他の西側諸国の少なくとも一部が必死になって側面支援している。この変化を誰が説明してくれるんだろう?

 

■ 今後

で、多分、今のごちゃごちゃは1945年のようにはっきりとした決着を見ずに、ダラダラと足元が変化するという形になるんだと思う。

多分、20年後に振り返った時に、ずいぶん違った世の中になったもんだと思うような感じ。

もしそういう推移では身が持たんと思う集団があるのなら、やらなければならないのは「The West大本営」からの離脱でしょう。認識を改めて別の道を模索しないとならない。でも、これこそ各国で最も難しいことのように見える。


 

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