YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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正しい学習作法さえ身につければ学力はどんどん伸びる その2

2019年10月19日 | 塾の今を語る

私の塾は小学生から高校生まで在籍していますが、

小学生の入塾者で中学受験をまったく考えていない生徒もいます。

地元の中学にそのまま進み、そこから高校は私学、もしくは公立の

進学校を目指す人もいます。

 

 

あえて中学受験をしないで、地元の中学に行く。

あるいは、中学受験をしたけれども合格までいかなくて

地元の中学に行くという生徒もいます。

今日は中学受験を体験したにせよ、

まったく中学受験を経ていないにしろ、

地元の中学校に進んだ生徒について

考えてみようと思います。

 

地元の中学というのは色んなタイプの生徒がいます。

学力も様々で、中3になっても分数がわからない

また英語の一般動詞やbe動詞の違いも

わからない生徒もいます。

 

ところが一方、定期テスト5教科で

470点以上取る人もいます。

地元の中学というのは、

多様な生徒が集まっているのです。

 

最近の公立中学校の授業内容を生徒から聞くと、

プリント類の充実や、課題の多さなどをみても、

地元の中学の教育は以前のゆとり時代から比較して、

内容が充実してきたように思えます。

おそらく、来年から始まる教育改革の影響が少しずつ

出ているのかもしれません。

先生たちがその教育改革を乗り越えるべく、

子どもたちの学力を真剣に

伸ばそうと頑張っていることがよくわかります。

 

その証拠に、定期テスト前の学校から配られる

プリント類を見ると、学校が採用している

業者のプリントもありますが、先生の手作りの

プリントを持っている生徒もいますし、

また薄手の定期対策の学校教材を使っている場合も

あります。

 

そういった教材をこなすだけで高得点を取る生徒もいれば、

それだけでは足りない生徒もいます。

YANO塾では、日頃の実力をつける通年テキスト以外に

教科書に沿った準拠教材で、学校の定期テストに

よく出る問題満載のテキストをお渡しししています。

このテキストはとてもわかり易いし、

定期テスにもよく出ると好評です。

 

学校の課題教材を仕上げた上にさらに塾用教材を

こなし、まだ余裕の生徒もたまにはいますが、

殆どの生徒は塾用教材を十二分に活用して

高得点をとっています。

 

保護者の皆さんも中学生のときの

定期テスト直前は苦労したという思い出は

あると思います。プリントをたくさんやったり、

英単語や文を覚えたり、公式を覚えたり、

理科・社会の単元の重要用語を覚えたり、

漢字や文法事項を覚えたり、兎にも角にも暗記力が

すべてのようなテスト勉強だったと思います。

 

たしかに、定期テストは定期テストの学習内容を

しっかり記憶することで得点は上がります。

記憶力が高ければ高いほど、英語・理科・社会などの

暗記科目は高得点が取れます。

一方、国語と数学は記憶だけでは高得点は取れません。

国語力は小学生4,5年生からの読解力貯金とでもいいますか、

小学生の時から読み取る力を育ててきた人は

国語をあまり勉強しなくても高得点を取ります。

 

また数学は定期テスト範囲の単元の理解ができていないのに、

プリントでたくさん問題をこなしても、なかなか本番で

得点できません。

数学は暗記力でできる人もいるでしょうが、やはり

記憶よりは理解ができてそれをたくさんの問題をする中で、

慣れていくことが大事です。数学は時間がかかります。

 

数学の勉強でいちばん大事なことは、

問題を解く引き出しをしっかり作っておくことです。

では、どうしたらたくさんの引き出しを作れるのでしょうか。

 

それは、数学の問題の題意にそって、線分図や

関係図を書きながら問題を丁寧に解いていくなど、

プロセスを大切にした勉強を日頃からすすめることです。

さらに大切なことですが、ノートの美しさ、字の丁寧さも

大事なことです。数学の好きな生徒のノートは

本当に美しいのです。それはびっくりするくらい美しいです。

やはり、テスト直前に焦りながら、数学の勉強をしても

数学の力がつかないということなのです。

 

数学は日頃どれくらい集中して問題を考える時間を

とっているかで力は確実についていきます。

テスト直前の一夜漬けでは数学は力がつかないのです。

 

YANO塾では、間違った問題で、図形問題は図を

移すのが鉄則なのですが、

その図や、グラフも実にフリーハンドであっても

美しく描ける生徒は数学が得意な人が多いです。

また最初は得意でない人も、力がついてくると

図形やグラフはどんどんきれいに書けるようになります。

ただ、そういう丁寧な勉強はなかなかテスト直前では

できませんよね。

そうなんです。数学のテスト直前勉強は

役に立たないのです。

 

宿題でも、塾でする問題を間違ったときの直しノートは

かならず私がチェックするのですが、間違った箇所を

生徒の言葉で説明してもらいます。

その説明をしているときに、ニコニコしている生徒は

概ね素晴らしい実力をつけていきます。

自分をしっかりと客観視していて、間違った問題の

直しをむしろ楽しんでいる雰囲気です。

 

定期テストの勉強は範囲も狭いし、

テストの傾向も大体読めます。

たくさん勉強時間をとっているのに、

定期テスト60点〜70点前後しか取れないとあれば、

それは日頃からの勉強の仕方がそもそも間違って

いるかもしれませんね。

 

長い間そういうジレンマに陥っているなら、

一度勉強の仕方そのものを変えたほうがいいと思います。

YANO塾では、正しい勉強法を身につけてほしいので、

入塾テストを兼ねた学力判断テストを実施しています。

一度ご相談ください。

 

 

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