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東大受験における英語対策のつぼ その3 英作文と発想編

2020年11月21日 | 大学受験

問題を見てください。東大の’20年度の自由英作文の問題です。

 

内容としては、言葉をどれほど自由に使っていても、

言葉そのものに操られているのではないかというテーマです。

後ほど、私が書いた模範解答をご紹介します。

東大の自由英作文というのは、

英単語でたった80ワードの英文であっても

自分の考えがしっかりまとまっているかどうかが

高得点が取れるかどうかの分かれ道になります。

言葉そのものが私達の思考まで操っているなんてことは

日頃想像もしないことです。

ですから、無理して言葉そのものが私達の脳までコントロール

すると考えて英文を作るのは危険です。

論理が破綻してしまうと、元も子もありません。

自由英作文を書くときは、よほど英語が頭の中に

どんどん出てくる人以外はまずは日本文でいいので、

箇条書き的にアイデアのたたき台として、

短文を書き出しましょう。

 

私が箇条書き的に書いた文は7文です。

問題文にある、言葉が人を操るかどうかの結論は

最後の行で書いています。私は言葉そのものが生き物のように

人をコントロールするものではないと考えますので、

そういう英文を書きました。

 

私の書いた英文の中核になるのが、

コロケーションという言葉です。

英語を専門的に学習している人にとっては

おなじみの言葉ですが、

高校生で知っている人は少ないと思います。

コロケーションというのはいわゆる決まり表現ですが、

熟語(イディオム)と言う意味ではありません。

日本語の新聞などではよく使われています。

たとえば、「そのチームの目をみはる快挙に拍手が送られました。」

みたいな常套句とでもいいましょうか。紋切り型の表現です。

ひとかどの作家は決してそういった表現は使いません。

ものの関係性を言葉で表現するとき、どのような表現を使うかで

伝わるものが変わってきます。作家は文体や日本語表現に敏感なので、

言葉を選んでいきますが、一般の人は日本語を書く際に、

紋切り型の日本語文を書いてもあまり抵抗がありません。

 

英作文を書いていく上で、論理的であることがまず大切です。

次に文法的ミスは絶対に許されませんので、とにかく

文法力と、構文力はひたすら磨きをかけていきましょう。

下に模範解答としての塾長の英作文(71words)を掲載しておきます。

参考にしてください。

 

 

 


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