ハイハ~イ、皆サマブルー音符

ご当地グルメ研究家の椿椿です爆  笑

 

香港はいま大変な時代に突入して

連日ニュースになっている。

そんな中恐縮ですが・・・

 

香港の隠れた名物

黄油蟹かに座って知ってる?

 

「香港の夏は黄油蟹がウマい!

上海蟹よりも美味しい。

但しの夏の短い期間しか食べられない」

って話を香港在住の人から聞いていた。

英語では

「イエロー・バター・クラブ」といい

の暑さで蟹味噌が溶け出し

全身に回る・・・晴れ

というヤバイやつ!!

 

6月末~7月中旬まで

って話を聞いていたけど

そのタイミングに合わせて

香港に行くことができず数年経過。

 

が、去年の7月上旬に出張があったので

スケジュールを調整して食べに行った。

 

到着して早々、香港の街中にある市場で発見!!

 

わ、やっぱ黄油あるじゃーん。

イエローバタークラブ、わっほぃ音譜

流浮山は牡蠣の養殖で有名な町。

 

友人から黄油蟹が安く食べられる
流浮山(郊外)の海鮮レストランを聞いていたので
ホテルのフロントから
予約の電話してもらったところ
「黄油蟹?今はまだないよ。まあ8月だね~」
と言われて撃沈・・・
流浮山以外の海鮮レストランにも
数店に問い合わせるも全く同じ返事。
 
フロントのスタッフさんたちも
「美味しいってよく聞きますよ」
「まだ私も食べたことないの」
「8月じゃなかったかなー」
「ちょっと時期が早いんじゃない」
と口々に・・・
 
あれー、私間違って聞いてたのかなぁガーン

 

最初に電話した
流浮山の海灣海鮮酒家という店で
「でも似たような蟹で美しいのがあるから
ま、とりあえずおいで!」
と言われたので
電車とバスを乗り継いで
2時間弱くらいかけて流浮山へ行ってみた。
 
バスを降りるとすぐのところに路地があり
海鮮市場やレストランが並んでいる。
ミシュラン掲載の明記海鮮酒家もあるが
今回目指すところは別の店だからな。
 

海灣海鮮酒家は

「料理の鉄人」などに出ていた

香港グルメ通のチャイ・ラン(蔡瀾)氏も

おすすめしていて

リーズナブルで美味しい海鮮が食べられると

評判が高いんだって。

 

この辺りのレストランは

水槽から好きな鮮魚を選んで買い

加工賃を払うシステム。

お店の外にある水槽へ行くと

「貝が食べたい~」「このシャコは?」

とかお願いするわけ。

「今はシャコ高いからこっちのエビの方がいいよ」

なんて教えてくれるので

このお父さん信頼できるわー

 

いたいた、カニちゃん。
「イエローバタークラブみたいなやつ・・・」
って言ったら、お父さんが
「おお、電話の人か、これだよ!」って。
 
日本語は通じないので
カタコト英語とメモ(漢字)を駆使するべしw
漢字は日本語と違うものも多いので要注意だけど
旬のものや人数を加味して
オススメを教えてくれるから安心。
調理方法も指定できるけど
説明されてもよくわからないのでお任せ。
美味しければイイ爆  笑
 
黄油蟹じゃない似たようなカニ(らしい)
が来るまでビールで待つ。
香港でビールといえば
サンミゲルや青島(チンタオ)
そしてこの藍娘 BLUE GIRL生ビール
 
元々ドイツビールらしいが
現在ではなんと韓国製だった。
アジアのビールに多い
お水みたいにグビグビ飲めるやつ。
やっぱ暑いからこういうのがイイよね。
 
ホッキ貝みたいな貝に春雨、よく見かける調理法よね。
 
うっひゃっ、うまーーーーーっラブ
旨味があふれ出てくる。
なんでこんなに美味しいの・・・
 

エビも大きくて身がぷりっぷり。

一度揚げてから少量の野菜と
ガーリックと豆鼓炒めているっぽい。
これはビールがススムねー。

 

さて
いよいよ茹で上げられた
今夜のメインの蟹ちゃん登場です。
固いので半分に割られている。
 
中を開いてみると・・・
 あああっ
確かにカニミソがとろけて
広がってるぅラブラブ

こっ、これはんまーーーーーーーーーいクラッカー

 

黄色い味噌がトロトロで

ホントに美味しい。

身もとても甘くて

口いっぱいに旨味が広がっていく。

梅酢みたいなのが一緒に添えられてきたが

そのまま食べるのが一番。

 

無我夢中で食らいつく。

どうやら見た目も味も

ノコギリガザミの一種っぽい?

あれはもっと甲羅が固いよねぇ。

浜名湖のドウマンガニは

ハンマーでたたき割るんだもんな。

 

で、黄油蟹じゃないって言われたわけだけど

じゃあ一体何なんだ・・・??

 

お店のお父さんに

「この蟹の名前教えて~」

と紙に書いてもらった。

 

黄油奄仔・・・

 

ああ、やっぱ黄油蟹ではないのか。

再度確認してみたが

やはり違うカニだと言われた。

 

・・・そういえば、写真を見返すと

市場で見かけたのも

黄油奄仔って書いてあったわ。

 

「コレはフィリピン産の蟹だけど美味しいでしょ」

確かに美味しかったわ~。

また食べに来たいと思ったもん・・・

 

お会計は

ビール2本飲んで野菜や麺などは食べず

海鮮&ビールのみで

2人で890HKD(13,000円ちょっと)。

これは満足度高いわぁ~

(ちなみに地元の人は

空心菜炒めと麺などを一緒に頼む人が多い)

 

 

後日どうしても気になったので

日本語情報が少ない中

英語と中国語のサイトで調べまくった結果

(つたない語学力なので核心はないが)

やはり違うものだと発覚。

 

今回食べた黄油奄仔は
香港では「庶民の黄油蟹」
とも呼ばれているみたいw
 
「奄仔蟹」自体は
やはり超絶美味と言われる
ノコギリガザミの若いヤツのようだ。
浜名湖では「ドウマンガニ」と呼ばれたり
沖縄などでも食べられるし
(市場でも見かける)
タイではプー・パッポン・カリーに使われる
「マッドクラブ」とか
「マングローブガニ」というワタリガニ。
 
カニは脱皮を繰り返して成長するが
出世魚のように名前が変わっていくようで
これは2,3年のもの?
 
奄仔蟹は流浮山名物だけど
「黄油蟹」と名乗るれるのは
どうも数年経ってから。
ホンモノの黄油蟹は
蟹味噌が溶けると
脚の肉まで黄色くなるらしい。
名前が変わるのは香港だけなの??
 
・・・つまり私が教えられた黄油蟹の話は
黄油奄仔のことだったようだw
本家の黄油蟹が出てくるのは
早くて8月上旬で
年によっては中旬ということもあるそう。
 
出回る数もホントに少なく
どこでも食べられるわけじゃないので
日本語情報があんまりないのも納得。
お店のお父さんは
「黄油蟹はめちゃくちゃ高いよー!」
って顔しかめて笑ってた。

 

でも椿は庶民なので

黄油奄仔ちゃんで十分満足。

だってコレめっちゃ美味しいんだもんw

 

7月に香港へ行く人へ。

黄油蟹ではないので

黄油奄仔食べてね~。

 

※海外サイトと香港人の情報

(つまり非日本語)を参考にしたため

認識不足や間違いがあるかもしれません。

どなたか詳しい方いらっしゃいましたら

教えてくださいませー!

 

■海灣海鮮酒家【閉店】
【住 所】 流浮山正大街44號
【電 話】 2472-1011
【営 業】 12:00~21:00 

【地図】http://bit.ly/2YJqk4Q

 

※2023年7月追記

どうやらごく最近閉業した模様…

 

次に香港行ったとき

どの店で食べればいいの~絶望

 

 

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